日々



邦/自殺サークル

2003年01月13日(月)


父母祖母がとある歌手のリサイタルに行って21時過ぎまで
帰ってこない…という事で先日借りてきたビデオを観てみる。
と、その前に夕飯を食す。
1人で25cmのピザを食べきったけど食べ過ぎだ。ヤバ。
結果としてビデオ見ながら食べなくて良かったな、と。

観たのは『自殺サークル』というヤツ。
職場でタイトルだけ見て気にはなってたけど、返却されても
即日別の人がレンタルしてて更に気になったので。
手を繋いだ女子高生達が「いっせぇのぉせっ!」で
ホームから飛び降りて自殺(?)する場面から始まる。
もー初っ端から血塗れ。動悸が激しくなる始まりデシタ。
何が怖いって血飛沫やバラバラの死体でなくてですね、
電車に飛びこむ子達がその直前に笑顔なところが怖い…。
あと怖いというか気持ち悪かったのは笑顔のお母さんが
自分の手まで切り刻んでいく所。生生しい(涙)

見終わって内容を思い出してみる。
途中であった病院のシーン…無くても話に支障ないよな(^^;
どうせなら学生だけに搾ったほうが良かったような気が。
あとはローリーが歌ったのが残念。キャラは良かったのに。
あそこで歌わなければ安っぽくならなかったかも。
で、何かに似てるなぁ…とか思ったんだけどエヴァやAKIRAに
どことなく似てる(似せてる?)感じを受けてしまったり。
結局は何をどーしたかったのかよく分からない映画という印象。

ちなみに同じ自殺を題材にした『gg』と比べると重さが違う。
それは監督が違うし、自殺をどう撮るかの違いもあるけれど
『gg』を観た後はものすごく後味悪かったけど、今回は無い。
これは現実味があるか、そうでないかの差か。
私は『gg』の主人公の考えが理解できるし近い感じを受ける。
『自殺サークル』は"ありえない"から何も感じない。
ようするにリアルじゃないんだよね。作り話だから当然だけど。
だけど作り話でも自死という題材を扱うのならば、こんなふうに
中途半端な作品作りはマズイよな。役者はイイ人出てるのに。
そんなこんなで私の感想は「いまいちデシタ」という事で…。

とりあえず食事中の視聴はオススメできない作品。

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