2006年11月18日(土) フェイク
ふたり 沈んでく
真っ赤なソファに
甘い余韻さえ残せなくなったのは
重ねた夜の数のせいでしょうか。
すき、だとか
あいしてる、だとか
嘘でも言わないあたしたちは
きっと 正しくもあり
確かに間違ってて。
前進も後退も望まないなら
こうして、またいつか熱を取り戻す日を
待てばいいのでしょう。
手綱をゆるめてこう、って
思える日まで
何度も夜を越えていけばいい。
早送りして、再生して、巻き戻して、
停止。
また はじめから
再生。
なにも、信じてなんて、いないよ。
たぶん。
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