あ い の う た 。



2004年09月23日(木)  雨宿り。

帰り道 突然の雨に打たれた。

目を開けて歩けないくらい 大粒で強い雨に

困惑しながら 少しわくわくしながら

やっと辿り着いた 真っ暗な高架下

髪から 身体から 雨の雫がポタポタと落ちた。





その高架下は

あの人と最後に別れた公園の

目と鼻の先。





水を含んだジーンズが重くて

道の脇に座り込んで、

誰かの迎えを待っている人たちを

ぼんやり眺めてた。





通りかかった女の人が

入って行かれます?、と声を掛けてくれたけど

ありがとうございます、と言って首を横に振った。

自転車に乗った2人組の男の子が

傘欲しい?、とふざけながら 通り過ぎて行った。





それから随分時間が経った。

雨は小降りになって

立ち上がって歩き出した。









タイミング。

すべては タイミングだ。




[MY追加


未来 / 一覧 / 過去