あ い の う た 。



2004年07月11日(日)  砂の小道。


お百度石に手を置いて、

神様の吐息を 深く 吸い込んだ。






力を授かったような 奪われたような 不思議な感じがした。






誰かの力を借りれば 呼吸が出来る。






手を伸ばす先にあるものは 曖昧で大きくて儚いけれど。

触れられなければ 存在しない、と。

そんな諦め方をしてはいけないと思った。






なんだか 無性に そう思った。
 








欲しいのは 誰か、ではなくて もちろんタクでもなくて。






触れられなくても この手で握ることの出来る、

ユメ と 幸せ。






あまりに抽象的で 大きすぎる話でも、

それを見失えば あたしのすべてが 終わってしまう。




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