去年のこの日に日記には何て書いたかなと思って見てみたら、この日は飛ばしていた。多分まとまらなくて書かなかったんだと思う。8月は戦争について考える月になっている。広島や長崎の原爆投下、そして終戦日と考えは尽きない。
広島に原爆投下から59年と聞いて、もちろん毎年年数が増えるのは当たり前なのだが、来年また大きな節目を迎えるんだなと感慨深かった。原爆の日の前後に出てくるニュースでは、広島の人がどのように伝えていけばいいか、という試行錯誤もあったり、当時体験した人の話など、心を動かされ、涙なくては読めない話が多い。
小学校の時、広島にいたおじを訪ねた時に、平和資料館を訪ねたのだが、なぜか気持ち悪いとは思わなかったし、中学に入ってからも図書館にあった原爆後に取られた写真集を時折見たりしていた。海外の人たちの多くは、この日に広島に原爆投下されて、何万人の人が亡くなった、という短い文章でしか事実を知らず、亡くなった人たちや被爆した人たちの当時の状況などまでは伝わっていない。
その短い文章だけでは、そういうことがあったんだ、という事実しか伝わらない。そこに人たちがいて、それぞれの生活や、人生があったこと、生き残った人たちの証言や思いなどが伝わってほしい、と思う。
|