オクラホマ・スティルウォーターから

2003年10月22日(水) ニューハンプシャーが舞台

 リビングルームにあるビデオを長らく梨奈に占領されていたが、夜はやっと最近テレビの番組をつけられるようになった。
 それで、うちはケーブルに入っていないが、数少ないチャンネルでCBSはきれいに映るので、それをつけていたら、なんとドラマのタイトルが「The Brotherhood of Poland, NH」だった。毎週ある連続ドラマのようだった。

 ニューハンプシャーの皆さ〜ん、見てますか〜!

 でも、ニューハンプシャーに4年いた私、6年いたネジャーティも、「Poland(ポーランド)」っていう町、聞いたことないよね、と話し、地図で見てもそんな町はない。確かにニューハンプシャーはポーランドの移民もいて、ポーランド系だろうなあという苗字をよく見かけた。

 それで、インターネットで検索したら、「Plymouth(プライマスと読むと思う)」が舞台らしい。どの辺だろう、と地図を広げると、私たちがいた町から州の北部にあるホワイトマウンテンに行く時に、湖を抜けてI-93に乗るところの近くだとわかり、それなら何度も通っているね、と話していた。

 検索結果の記事によると、1950年代の食堂がハリウッドのスタジオに再現されて、そこで撮っているようだし、地元の人はちょっとがっくりといった様子だった。ドラマでもちょうど今の季節に合わせたセッティングになっていて、スタジオで撮ったり、外での撮影も、ニューハンプシャーの雰囲気がとても醸し出されていたのだが、キャスティングでネジャーティも私も、これは違うよね、と言っていたのは、黒人女性が何人かいたことだ。

 これは差別の問題という意味ではなく、ニューハンプシャーでは歴史的にはアフリカ系アメリカ人が住んでいたようだが、現在のニューハンプシャーでは住人でも黒人はほとんど見かけることはない。もしいたら他の州から来たか、留学生か、といったところで、役場や警察署など公の場で働いている黒人を見たことがない。ちなみにニューハンプシャーの人口は約120万人、白人人口96%、黒人は0.7%で、黒人が多く見られるのは大学がある町や大きい町で、その他の町では黒人人口が1桁というところもある。プライマスの人口は5800人で、黒人は25人という少なさだ。

 それはさておき、ニューハンプシャーが舞台になるなんて、めったにないことなので、ちょっとうれしかった。


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