今日はコロンバスデーで、公の場所は休みみたいだが、ネジャーティは学校があるらしい。
ニューハンプシャーにいた時は、今が紅葉真っ盛りで、おととしの今ごろ、紅葉を見に行ったことを思い出す。山が色とりどりの紅葉に飾られて、一緒に行ったぴろさんが「パッチワーク」と表現した言葉がぴったりだった。紅葉を見たついでに、今は無き「老人の顔(Old Man)」にも会いに行った。この岩近くまで遊びに来ると、元気かなあと「老人の顔」を見に行くのが常だった。いまいちわけがわからないという方はこちらへ。
ここシンシナティーも紅葉が始まっているが、紅葉になる前に枯れ葉を落としている木もあって、もう少し紅葉を楽しませてほしいなあと思う。
今月はハロウィンもあるし、来月は感謝祭があって、ハロウィンが終わらないうちから、すでに感謝祭のグッズが売り出されている。今年の秋はいつもより何か楽しいなあと感じる。それは秋がとても物悲しく映っていたからというのと、ハロウィンや感謝祭などがあっても秋の楽しさを感じられなかったからかもしれない。
アメリカで初めて秋を迎えたのはフロリダで、フロリダの秋ほどいやなものはなかった。フロリダは夏が長く続き、10月でも半そでで歩けるが、一つ違うのは日光だ。今まで燦々と降り注いでいた日光も、秋になるとさすが弱くなる。この急激な落差で秋の光景がとても物悲しく映り、気分がとても落ち込んでいた。それは私だけではなかったらしい。それを日系のアメリカ人の学生に言うと、日光と気分はとても関係しているらしい、という話をしてくれた。彼女の話によると、日が短い北の地域やスカンジナビア諸国では自殺する人が多い、ということだった。実は日本でも東北のある県の自殺数が全国で3位ぐらいに入っている。
それから、日本から来たばっかりの時は、日本だと「○○の秋」と銘打っていろんなことができるという気にさせられるし楽しいが、アメリカは何にもない、とプログラム専用の図書室の司書だったボブにいうと、「ハロウィンや感謝祭があるよ」と言われたが、その2つだけだしなあ、と思っていた。毎日暇をもて遊ぶどころか忙殺の毎日で、自分を追い込んでいる毎日が続くと、そのように感じてもおかしくないかもしれない。
そしてその2つのイベントだけといっても、在学中はハロウィンにはチョコレートを子供たちにやって、その後、同じオフィスをシェアしているTAのアパートでのハロウィンパーティーや教授宅で行われたパーティーにはしっかり行ってたし、感謝祭もちゃんとターキーを食べていて、そういう意味ではちゃっかり者だ。
まだまだ秋は続く。
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