オクラホマ・スティルウォーターから

2003年10月11日(土) ライオンの役割

 この前MSNのHPでテレビの番組にもなっているナショナル・ジオグラフィック(National Geographic)の写真の特集があった。そのトップに飾られていたのは、温泉につかるニホンザルで、日本人なら珍しくない光景でも、外国人の目からは面白いらしい。番組でも確かニホンザルの特集を見たことがあって、こんなに雪深く、寒いところにいるサルというのは珍しいそうで、確かに毛がふさふさしているし、人間みたいに冬場、雪の中を温泉につかっている光景はやはり面白いかもしれない。

 ちなみに本屋にもナショナル・ジオグラフィックの写真集が最近出たのか置いてあって、表紙は何と静御前のような格好をした日本人女性の写真だった(正確には何ていうんでしょうか)。

 それで、話は戻って、インターネットに載っていた写真を見ていくと、アフリカでライオンがハンティングしていた写真があって、説明を読んでみたら、ライオンはメスがハンティングをするらしい。そうだったのか、と意外だった。

 野性の世界ではオスよりメスの方が数が多いからかもしれないが、特にライオンはオスは何もしなくて、メスが子供の面倒を見たり(動物の世界だから当たり前かもしれないけど)、ハンティングをするようだ。オスはメスが持ってきた餌をただ食べるだけのようだ。でもオスはいざと言う時に、グループを守ったりするらしい。

 ライオンのオスとメスの役割を考えながら、人間の男女の役割と照らし合わせてみた。人間の場合は石器時代と比較すると文明も科学も発展していく中で、地域差はあるが、男女の役割は変遷を続けている。こういう話をすると、フロリダで受けていた社会学系のクラスの学生の中には、ちょっとラディカルな人もいたことを思い出すし、子供の日の話になった時に、目の色を変えて、端午の節句が子供の日になったことに文句をいう日本人学生もいたことを思い出す(江戸時代からしか歴史を見ないんだからぁ)。

 


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