今日はイスマイル、ベルナ、ネジャーティ、梨奈と一緒に、州立公園のシーザークリーク湖(Caesar Creek Lake)に出かけた。湖はシンシナティー近郊のレバノン(Lebanon)の北のWaynesvilleの町にあって、アパートから北東に30マイルの距離にある。この湖は3月に遊びにきてくれた亜里沙さんと近くまで来た時に、たまたま見つけたところだった。
その前に、近くのウエストチェスターという町にある「Voice of America」の旧放送局を通りかかることにした。Voice of Americaは1944年に初めて約50言語の国に放送を流し、ヒトラーがこの放送を「シンシナティーライヤー(Cincinnati Liar)」と呼んでいたようだ。その後、衛星放送の発達によって、1985年に放送局としての役割を終え、タワーも撤去され、現在はその建物だけ残っている。今はワシントンDCに局があり、現在でもさまざまな地域に放送を流している。ネジャーティはトルコでこのラジオを聞いたことがあるようだ。ちなみにアジアでは近隣諸国には流れてるようだが、日本には流れていないようだ。
湖に着いて、案内所に立ち寄り、スポットを教えてもらった。最初にピクニックエリアに寄って、湖が見える散歩道を歩いた後、手持ちのサンドイッチを食べて、車でスポットを回っていった。ネジャーティやイスマイルが喜んだのは化石拾い。本当は案内所で無料の許可証をもらわないといけなかったのだが、化石拾いの場所ではそれをチェックするところもなく、誰でも入れるようになっていた。
この場所は岩の壁と平地が続いている。化石を拾う際に、岩の壁は登らないようにサインが出ている。また、化石は手のひらサイズに収まるものは持ち帰っていいことになっているが、ネジャーティ、両方の手のひらに収まらないものを持って帰ってしまった。
湖を回るようにして車を走らせ、次に訪れたのはパイオニア村(Pioneer Village)で、1800年前後に建てられた建物を集めてできた集落で、真ん中にはやぎが放し飼いされている。ハーブを育てている家、干し草を積み重ねたところなど、ネジャーティもご機嫌だ。そこで成っている木の果物を取って、「これはArmut(梨)だ」と食べている。お〜い、食べるな〜!
次は湖にビーチがあるようで(ビーチというとどうしても海だけを想像するが)、行ってみたら、休みの日とあってか、結構な人でにぎわっていた。湖だからもう少し静かなものを想像していたのだが、大人も子供も水の中に入って楽しんでいた。水はきれいなのだろうが、完全な砂浜ではなく土も混じっているので、土色になっていた。
水着を用意したのは梨奈だけで、イスマイルもベルナも、こんなところだったら持って来たらよかったと言っていた。ネジャーティもショートパンツのすそをまくり上げて、梨奈を水に入れていた。
ビーチで一休みして、帰路へ。本当はシーザークリークの峡谷があるので行ってみたかったが、見つからなかったので、これは次回のお楽しみ。
思った以上にいいところだったので、みんな喜んでいた。よかった、よかった。
|