オクラホマ・スティルウォーターから

2003年05月30日(金) ケニアと言えば・・・

 ケニアからの留学生、アンのベビーシャワーが学校であるというので、ネジャーティはこの前買ったプレゼントと昨日のうちに用意したサラダ巻きを持って学校に行った。パーティーではサラダ巻きががあーっと、あっという間になくなったらしい(好評でよかった、ホッ)。ゲームも楽しかったみたい(というわけで明日ゲームを紹介)。

☆ケニアと言えば・・・

1.高校時代の先輩
 高校時代の先輩が母校の大学の大学院から交換留学でケニアの大学院に留学した。在学中に日本に里帰りの折に、先輩の同期の人や私たち後輩で飲み会を開いた。当時私も日本で院に行っていたので、お互いに大学院に行くとは思わなかったね、などと話に花が咲いた。

 そして、ケニアのナイロビで撮った写真をみんなが見せてもらったが、町には高層ビルとは言わないまでも、建物が連なっている。先輩曰く「みんな、ケニアいうたらライオンとか野生の動物がうろうろしていると思てたやろ。」ギニアのサンコンさんさえ、ライオンを日本の動物園で初めて見た、という具合だから、アフリカのサファリーのイメージが全部なわけではない。また、アフリカの北部はエジプトやアルジェリアなど、違った文化や人種がいて、私たちがいうアフリカというのはサハラ砂漠から南の地域を指している。

 ちなみに先輩はケニアでの留学が終わって、母校の大学でアフリカの政治を専門として教鞭を取っている。


2.留学生
 アメリカにはケニアからの留学生が多い。ネジャーティの研究室にいるアンもその一人だが、フロリダ時代も何人かケニアからの留学生がいた。

 ケニアからアメリカの大学院に留学できる人というのは、ケニアではよっぽどのエリートなんだろうなと思うが、フロリダ時代、ある授業でのこと、ケニア留学生(男性だったと思う)が、ぶつけどころのない怒りを授業でもらしていた。日本も含めてアメリカの先進国では出産施設というのはおそらく充実していて、自宅で出産という方法を選ばなければ、だいたいが病院など医療施設での出産となる。ところが、ケニアでは医療施設での出産というケースはアメリカや日本のように病院へのアクセスなどはよくないので、自然の中で出産する人もいるようだ。

 ニューハンプシャーで梨奈が生まれた時も、お世話になった病院のバースセンターの充実ぶりにネジャーティさえ驚いていた。ニューハンプシャーの病院では私が滞在した短い2、3日でも1日に2、3人出産の割合なので、個室が全部埋まるということはない。そして、個室で入院から退院まで過ごし、付き添いも泊まれるようになっている。アメリカの病院がずっとこうだったわけではなく、昔は大部屋だったらしい。

 いずれにしても、夏には男の子を出産予定のアン。今日のベビーシャワーは楽しかったようでよかった。


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