2003年05月11日(日) |
新喜劇の人の意外な出身地 |
梨奈は水戸黄門のビデオを見ると、登場する女の子を自分にあてはめている。
ところで、水戸黄門の話の舞台が関西地域になると、吉本新喜劇の人がよく出てくるが、今年のシリーズには関西以外でも吉本の人が出てきて、梨奈はなかやまきんに君がお気に入りだ。名前の通り、隆々の筋肉が売り物で、新喜劇でも筋肉を使ったネタを出している。久しぶりに見るさわやかな人で、まだ新喜劇の舞台で緊張していたりして素人っぽいのだが、またそれが受けている。
そして意外なのが、新喜劇の中でベテランの域に入っている人で関西以外の出身の人が多いことだ。私はてっきり関西のこてこての人かと思っていたら、そうでもなかった。桑原和男は九州出身で、いとしこいしさんの付き人をしていたというのを、新聞のHPの連載記事で初めて知ったし、浅香あき恵も九州だったのでびっくりした。そういえば三代目の博多淡海を以前襲名した木村進も福岡だった。なかやまきんに君は関西弁を話さないのですぐに関西ではないとわかったが、福岡の出身だ。末成由美でさえ、もともと関西出身でないみたいで、それも驚いた。間寛平だってもともと高知だから、大阪圏ではない。
私の親の世代は西日本の地方から出てきている人が多いが、関西弁でなくても、多少の共通点があるのと、関西弁はインパクトがあるからか、マスターしやすい。以前静岡の塾で教えていた生徒が遊びに来た時も、たった3、4日なのに、関西弁が耳についたらしく、イントネーションをうまく真似ていたぐらいだ。
関西人のネイティブが聞くと、関西弁を話している人がネイティブかどうかというのは区別つくが、区別つかないぐらいマスターするというのは大変だ。新喜劇のベテランの人たちの関西弁が、ネイティブの私でもわからないぐらいだったから、やはりすごいことやなあと思う。
ちなみに、少し前に亡くなった関西の喜劇者の代表みたいに思われるみやこ蝶々も、もともとは東京の人だったし、いとしこいしさんも小さい頃関西に移られたそうで、関西は言葉を含め、やはりインパクトのある土地柄なのかもしれない。
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