最近食料品や日用品などの商品に2ヶ国語、たまには3ヶ国語で説明が書かれているのをよく目にする。
2ヶ国語の場合、英語は当たり前として、もう1ヶ国の言葉はスペイン語、3ヶ国語だと、フランス語で書かれている。
もちろん、これまでも電化製品とか、自分で組み立てる家具の説明書には英語とスペイン語で書かれていたのだが、食料品(お菓子とか)は今まであまり見かけなかったと思う。初めて食料品のパッケージの外側に書かれているのを見たのは、ここシンシナティーに本社がある会社の製品のポテトチップス(缶に入っている)とか、同じくそこの会社が作っているコーヒーだ。
スペイン語やフランス語を本格的に習ったことはないが、それがスペイン語かフランス語かぐらいはわかるもので、英語と見比べてみると、よく似た単語もあったりして、ずるいようなあ、と今までにもネジャーティにもらしたことがあるが、ネジャーティには、それは日本語と中国語で書かれている漢字みたいなものだよ、と言われ、そうかなあと思っている。
確かに、中国から取り入れた言葉はたくさんあるし、特に2字単語だと、数え切れないほど同じ物はあるだろうなあ。たまに同じ言葉でもちがう意味になってたりするが、それはどちらかというと日常生活で使われる言葉が多いかも。例えば、「公共汽車」が「バス」の意味だったり、「手紙」は「トイレットペーパー」(中国語で手紙は「信」)だったりする。でも日本人が中国語を学ぶ時に、漢字はほとんど問題にならない。大陸の中国語は簡略字なので、例えば、ごんべんがどのように略されるかとか、どの文字がどのように略されるかを知っていればいい。「車」という字でさえ、中国では略される(本来の意味がわからなくなっちゃうよ〜)。ちなみに、ネジャーティに漢字を見た感想を聞くと、とても不可解らしい。それは漢字を使わないアメリカ人もそうで、語学学校にいた時も、どうやったら漢字を見て区別できるのか、と聞かれたことがあったぐらいだ。
さらに、フロリダで日本語のTAをしていた時に、言語を専門としている他のTA曰く、「日本人は日本語を読むときに、漢字を右脳で読んで、ひらがなは左脳で読んでるから、日本語を読むときにはそれぞれの脳が働いてるんだって。」
そんなの意識しないで読んでるなあ。
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