2003年05月05日(月) |
ニューハンプシャーのシンボルが、、、、(つづき)。 |
昨日の日記の続きとなっているので、そちらをまだご覧になっていらっしゃらない方は、そこからお読みください。
それから、日本の友人が、日本のCNN放送でもニュースが流れたよ、と言っていたので、CNN日本版のサイトをチェックしたら記事がありました。
昨日、面白い意見をある方から伺った。崩れた後の写真では目と口が大きく開き、空を見上げているように見える、と言われていて、確かにそのように見える。新しいシンボルにしてもいいかも。
ニューハンプシャーの地元新聞を見ると、最初にOld Manの岩が崩れたのを発見した2人の女性職員の話や、長年にわたってOld Manの保全に携わった人のインタビューなどが載っていて、Old Manに対する思い入れの強い地元の人は家族を失ったような悲しみだと口々に言っていた。
1989年にNielsenという人が保全を引退し、息子さんが跡をついで、それ以降ずっと保全に力を入れていた。2001年にお父さんのNielsenさんが亡くなって、去年だったか、Old Manの一部でいたいという遺志によって灰の一部をOld Manの左眼のところに納めたらしい。しかし、瓦礫とともに去った。家族の方はより複雑な思いだろう。まさかNielsensさんもそんなに早くOld Manが崩れるとは思っていなかっただろう。
保全にはワイヤーや接着剤など、力を入れていたが、どうしても岩に入ってしまう水との闘いがずっと続いていたらしい。ネジャーティの解説によると、岩の隙間に入った水が冬場に凍ると、その氷となって膨張し、隙間を広げるらしい。そして春になって氷が解けて、それの繰り返しらしい。隙間にセメントやコンクリートを流し込んで、岩に水が入って凍らないようにしたらよかったのではないか、とネジャーティは言っていた。
再建するかどうか、それを考えるのに人々はまだまだ時間を必要としている。
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