とてもいい陽気だった。ネジャーティもお昼間は学校にも行きたくないと言って、結局学校に行かなかった。
ごはんを朝昼兼用で食べて、ネジャーティは裏庭を少し掃除して、近所の子と梨奈が遊んでいるのを見たり、近所のお店に出かけたりしていた。
「近くにあるWinton Woodsではなくて、どこか他の公園ないかな?」というので、住んでいる町の役場と消防署、警察署の裏にある、町の公園に出かけた。
通り沿いにある公園なのだが、来たのは初めてだった。滑り台やブランコなどの遊戯具がある。近くでアイスクリームを買って、木陰で食べていたが、梨奈はさっさと遊戯具の方に向かっていった。
車の中はとても暑かったが、木陰にいると、とても涼しく、爽やかな風が吹いていた。
公園にはベンチもいくつかあるし、木々がある隣の敷地にはバーベキューができたり、ちょっとしたピクニックができるようになっている。テニスコートもあるし、町の設備としてはいいなあと思った。
ここは郊外になるが、こうやってのんびり過ごすのもいいなあと思ったのだが、なぜ日本ではできないんだろう、と考えた。本当はいいところがたくさんあるのだろうが、日本ではあまりにも町に刺激が多いものがあふれていて、そういうところは埋もれてしまっている。また、人は一度刺激があると、さらに刺激を求めようとする。
買い物に行く途中で寄ったお店で朝顔や桔梗、コスモスの花の種を買った。
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