オクラホマ・スティルウォーターから

2003年03月25日(火) デートン

1.Wright B. Flyer
 今日もう一度デートンに行った。火、木、土しか開いていないWright B. Flyerの博物館兼格納庫(無料)と昨日航空博物館で回れなかったツアーに行くためだった。

 最初にデートンの南にあるWright B. Flyerに行った。格納庫を入ってみると、奥の部屋に2機の飛行機が置いてあった。一つはライト兄弟の飛行機を復元したものと、Look-alikeと呼んでいる飛行機で、館内のおじいさんがすでに来ていた男性に説明をしていた。格納庫内ではトレーラーの工事をしていて、本当に入ってよかったのだろうか、と恐る恐る飛行機を見ていた。そのうちそのおじいさんが私たちを呼んで、一緒に説明を聞くことになった。


格納庫前で



 格納庫の壁にはどのような飛行機が初期に作られたかという絵が描いてあり、初めはパラグライダー、そしてレールの上を走るようにして飛ぶものなど、それぞれおじいさんが説明をしてくれた。

 男性の「だれか実験で怪我をした人はいなかったのか」という質問にも「操縦者ともう1人の同乗者が大怪我をして同乗者は死亡した」とか、「ライト兄弟の妹が操縦者の看病に付き添って、それまでの教師の仕事に戻ることは無かった」とか、とてもよく知っていた。

 男性が帰った後、復元された飛行機の説明を受けたが、飛行機についているシフトを動かすと、羽が微妙に動き、当時としてはとてもよくできていた。


ライト兄弟の飛行機のレプリカ



 説明が終わって帰るときに、そこで働いている女性が出てきた。女性は私たちが日本からきたと聞くと、以前に日本に行ったことがあるとか、つい最近も日本から訪ねてきた人があったとか、そして、日本語で書かれた手紙が読めなくて困っていたそうで、持ってきていればよかったというので、今シンシナティーに住んでいるというと、その手紙と返信用の封筒を送るから訳してくれないか、ということになり、とても喜んでいた。


2.航空博物館
 格納庫ツアーで最終の4時のツアーに参加することになった。それまで時間があるので、カフェに行って、ご飯を食べて休んでいた。ここのサンドイッチはアメリカでは珍しく、三角に切ってあるサンドイッチだ。

 外を見ると、だいぶ天気が悪くなっていた。

 格納庫は2つの部があって、1つは大統領専用機、もう1つは戦闘機だが、大統領専用機の部は半分ぐらい工事で閉鎖されていた。しかし、メインの飛行機は残されていたので、問題なかった。
 そして、今回気が付いたこと。月面に下りる前に火星探査で使われたというカプセルが置かれていたが、その中は人が座るいすが置いてあり、実際にマネキンが座っていた。それ自体は飛べないので、ロケットに積んで持っていったかなんかで、こんな狭い空間に乗って宇宙で浮遊するのって怖い〜と思ってしまった。




火星探査のカプセル?



 ツアーを終えて、博物館も閉館間近で、帰宅することにした。車に乗り出してから雨が降り、いいタイミングだったが、雨足が強くなってきた。

 デートンを離れるに従って、バックミラーに真っ黒い雨雲が映っていた。シンシナティーに着くと、ほとんど止んでいて、ジャングルジムズに寄る事にした。買い物が終わって帰るときにはまた雨が降っていて、ずっと降り続いた。


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