今週は暖かくて、雪がほとんどすっかり解けてしまった。
いろんな地で迎えた春は花や春独特の匂いが思い出される。印象に残っているのはアメリカではフロリダだろうか。
約3年住んだフロリダのタラハシーでは日本より早く春を迎え、3月頃につつじが文字通り咲き乱れていた。圧巻だったのはタラハシーのダウンタウンにあるつつじで、背丈のある、剪定されていないつつじの木に花が道路脇一面を覆っていて、剪定されていないとこうなるのか、と圧倒された。花に圧倒されたのはあのつつじぐらいかもしれない。
アパートの前にはバラの木があって、引っ越してきた年は咲かなかったが、次の年やその次の年に何も手入れしていないのにバラが咲いたり、初めてみた白いかわいらしい花が咲いたりしていた。
最後の年に咲いていたバラ。前の年はもっと咲いていました。
もう一つ驚いたのはやはり手入れのされていない藤の花で、日本のように藤棚を作ったりと風情のあることはしていない。放っておくと、藤はつるが他の木にも巻きついて、どんどん上に伸びて行き、上のほうで藤の花が咲いていることがある。
フロリダの大自然だとこのように花もダイナミックで、ちょっとしたカルチャーショックだった。
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