おとといの具合の悪さがうそのように、梨奈はけろっとしている。
昨日ネジャーティは始発のバスに乗っていった。まだ日が上がる前なので、バス停まで歩くのがとても寒かったらしい。
晩ご飯には梨奈には消化のいいうどんを食べさせたが、そばは消化に時間がかかるけど、うどんは消化がいいから、病気になったときはうどんを食べさせるんだよ、というと、ネジャーティ曰く、「ソバってトルコ語で暖炉の意味だよ。」
日土(日本語・トルコ語)辞典を見ると、「soba」は「ストーブ」と書いてある。ネジャーティにそう言うと、「ストーブは日本にないの?」
う〜ん、昔は囲炉裏とかかなあ。でもそれは各部屋にあるわけじゃないし、、。
「囲炉裏以外にない」
「それじゃあ、寝るとき寒いよ」
日本の家の中は、冬は寒いと決まってる、、、。
部屋に何かあったかなあ。火鉢かなあ。
「火鉢を使ってたかも」
「そうじゃないと凍え死んじゃうよ」
水戸黄門のビデオで探して見せようっと(今度ネジャーティと日本に行くときには京都の太秦(うずまさ)にある東映の映画村に行くしかないでしょう)。
ちなみにトルコの「soba(ストーブ)」を絵に描いてもらったら、一昔前に日本の学校にあったようなストーブとほぼ同じだが、木や木炭(石炭かな?)をくべるようだ。ストーブの上にやかんというのも同じだ。ネジャーティが小さい頃、冬に朝起きると、やかんのお湯が沸いていて、そのお湯でトルコチャイ(トルコの紅茶)を作ったりして、お母さんが朝ご飯の用意をしているらしい(けっしてお味噌汁のにおいはしません)。冬が来るとその光景を思い出すらしい。
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