今日は5時にネジャーティの研究室の人Jさんのアパートにお邪魔することになっているので、お昼から巻き寿司を作った。
ネジャーティが少し頭が痛いというので、5時過ぎにここを出た。場所は大学から車で3分ぐらいのところで、アパートと言うよりも、普通の家だった。各階には別々に入るようになっている。そして研究室の人は2階部分を借りていた。中に入ると家の感じだった。
ところで、サンクスギビングでなくても、アメリカ人のパーティーと言うと、最初の1時間は飲み物を片手に他の人たちと談話をするのが普通で、すぐにご飯が食べましょう、というふうにはなっていない。なので、私たちが行ったときにはまだみんなが話し込んでいる時だった。
でもそのうち「ディナーの用意ができました」と声があり、子供たちはテーブルで、大人はリビングのソファーや他の部屋から持ってきたいすにすわって食べた。
子供たちは遊ぶ方が先なので、テーブルにおとなしく座っている時間は短く、リビングの隣の遊び部屋で遊び始めた。梨奈は1人で、テーブルに座ってこちらを見ていたが、きっと遊びたいんだろうと思って、梨奈に遊んでいいよ、と言いに行くと、他の子供たちと一緒に遊び始めた。
今日来ている人たちというのはみんな研究室の人で、Jさんは、ペンシルベニアの小さな大学の助教授で1年間の休暇でここの大学に研究に来ている。来年にはまたペンシルベニアに戻ることになっている。4人家族だが、この家の2階部分は3LDKで充分な広さである。そして2畳ぐらいの小さな部屋があって、そこは子供が寝る部屋になっている。
3階部分に1人で住んでいた人が出て行って今は空いているというので、私たちに引っ越してこないかと何回か言ってきたが、3階部分を案内するからと、食事が済んで、コーヒーを飲んでいるときに、奥さんが言ってきたので、じゃあ見に行ってみようかと見に行った。
鍵も開いているようで、ドアを開けて階段を上ると、そこに1部屋リビングになりそうな部屋があり、他に3部屋と台所、バスルームで、2階部分よりは手狭だが、3LKといったところだ。台所は前に住んでいたNHのアパートの台所がちょっと広いぐらいだが、食器洗い機も冷蔵庫も新しそうだった。
バスルームも洗面台なども新しいが、面白かったのは天井部分の梁が見えること。そして、3階部分で、屋根が三角なので、部屋の壁も斜めになっているところがある。
一通り部屋を見て2階に戻ると、みんなも見たくなったらしく、何人かでまた見に行った。
前住人が3年住んでいたそうだから、1人で住むには充分な広さだが、家族で住むとなると小さく見えてしまう。そして、Jさんが言うには、前の住人が気に入っていなかったところは窓らしい。なるほど、窓は開くようになっている。ネジャーティ曰く、トルコとかヨーロッパの古い家の窓は同じだそうだ。
しばらくそこで話した後、2階に戻って、Jさんに話を聞くと、この家は築100年は経っているらしい。ネジャーティが何を聞き違ったのか、築500年と思ったらしい。500年やったら家やなくてお城やん、、、、、。
この家は外からはそんなに大きな家には見えないのだが、中はかなり広い。この近辺にはドイツ風建築の大きな家があるが、中はすごく広いんだろうなあと思ったが、それなりにお金持ちらしく、町に噴水を寄付したりしているらしい。そういえば、最近できた噴水もあるので、それも寄付されたものなのだろう。
今日のサンクスギビングのパーティーは家の話がほとんどだった。
|