オクラホマ・スティルウォーターから

2002年10月08日(火) 紅茶の季節

 最近は急に肌寒くなって、今日も最高気温が20度を切った。こういう寒い季節がくると、お茶や紅茶がおいしくなる。

 紅茶と言うと、ゴールデンウィーク中にニューハンプシャーに遊びに来た友人は、日本で買うと800円ぐらいするという某ブランドのLady Greyの紅茶を買っていったが、日本で買うと高くても、ここでは3ドルもしないで買えるので、それだけでなく、案外いろんな紅茶が楽しめるのかもしれない。

 ジャングルジムズでは紅茶コーナーがあって、イギリスの紅茶も売ってる。イギリスで作られて、茶会事件があったボストンハーバーのために紅茶を輸出しているが、その紅茶もあった。それがイギリスで作られているというのは、製造元を見るとわかるのは当然として、もう1つの手がかりとして、ボストンハーバーのハーバーがアメリカ英語では “harbor” となるのが、イギリス英語の “harbour” と書いてあることだ。
 ジャングルジムズで売ってあるのを見たので、ここでも買えるのかと安心している。

 この前の土曜日にネジャーティの指導教授のうちでBBQがあったとき、たまたま留学生と紅茶の話をしたのだが、原産地が中国というのも知られているようで(製法の違いで紅茶やお茶になる)、中国語の「茶(チャ)」は日本でも「お茶」だし、インドやトルコ、アフリカのケニアでも「チャイ」というようだし、英語の「ティー」のように、スリランカでは「テイ」というようだ。ケニアでは紅茶にミルクを入れる習慣があるようで、ミルクティーと言えば日本でも馴染みがあるが、アメリカでは意外にもミルクティーを飲む習慣がないので、ニューハンプシャー時代やここのネジャーティの研究室にいるケニア人はミルクティーを飲んでアメリカ人に驚かれたそうだ。

 自分は紅茶フリークでもないのだが、もらい物も含めていくつか種類がある。個人的に好きなリプトンのイエローラベルはアメリカでは売ってないので、あのイエローラベルは貴重だ。そんなことはいいねんけど、いくつかの種類の中で、きっと紅茶フリークでも持っていないだろうと思うものがある。それはトルコチャイの葉だ。

 去年も書いたかもしれへんけど、もう一度書いてみると、トルコチャイは大小の2つのポット(やかん)で作る。大きいポットにお水を入れて、ふたをせずにその上に小さいポットを重ね、小さいポットには紅茶の葉を入れる。お湯が沸くにつれ、葉っぱは少し蒸した状態になる。そして、沸いたお湯を小さいポットに移す。そして、そのポットで小さいチャイグラスに注ぐのだが、紅茶の濃さを残っているお湯で調節できる。明度があるものがいいようだ。

 フレーバーがついた紅茶はあまり好きではないが、気分によって種類を変えて飲んでいる。


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