昨日ネジャーティがインターネットで何かを検索していて、よく見ると、ネジャーティの苗字と笛の写真が出てきた。
以前にも聞いたことがあったが、苗字のKavalというのはトルコ語で縦笛と言う意味らしい。縦笛といっても、音楽の授業で使う短いものじゃなくて、もう少し長いもの。ネジャーティの名前を日本的に言うと「縦笛さん」なのである。
ニューハンプシャーの大学にネジャーティがいたころ、インド系アメリカ人の先生がいて、その先生に「Kavalって笛?」といわれたそうで、インドでもKavalは笛の意味だそうだ。
何でできてるのと聞くと、竹とかアシとか、と言うし、写真を見ると日本の尺八に似てるなあと思って、私も尺八のサイトを探してネジャーティに見せてみた。
「似てるね、日本語でもKavalっていうの?」
残念ながらそうではありません。尺八は一尺八寸の略称だし、Kavalという名前は日本まで伝わってきませんでした。
そして、尺八の起源を見ると、起源は中央アジアで竹やアシを使って作られた縦笛と言われていて、形を変えながらインド、中国、日本と渡ったらしい。トルコ人はもともと中央アジアから移住していった民族だから、トルコ民族の楽器というのもうなずける。
「何でKavalっていう苗字がついたんだろうね」と聞いたが本人も知らないらしい。トルコが約70年前に共和国になったときに、苗字をつけることになったらしい。それまでは身分に限らず持っていなかったそうだ。初めにKavalとつけたネジャーティの先祖が笛を吹くのがうまかったか、笛作りをしていたかわからないけど、なんでつけたのかなあと不思議だ。誰か知っている人はいないのかなあと思ってしまう。
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