オクラホマ・スティルウォーターから

2002年09月07日(土) 今日の走行距離60マイル

 ネジャーティの研究室の人でウクライナ出身のタニヤと10時半に待ち合わせをしていた。待ち合わせ場所には旦那さんとお子さんが来ていた。そこから保険会社に行った。ニューハンプシャーで入った車の保険をオハイオに変えたいので、見積もりを出してもらった。少しニューハンプシャーより高かったが、思っていたほどではなかった。後日もう一度行って、変えようかと思っている。

 保険会社を後にして、タニヤのおうちに少しお邪魔した。タニヤのうちはシンシナティーの郊外にあるレバノンという町(ニューハンプシャーにも同じ名前の町があったなあ)に住んでいる。大学まで車で40分、30キロぐらいの距離を毎日通ってるから、私たちのほうがまだましだ。

 タニヤのおうちも靴を脱ぐようだ。聞いたらウクライナでは脱ぐのだそうだ。アメリカに来ていろんな国の人に会うまで、家の中で靴を脱ぐのは日本ぐらいに思っていたのだが、韓国もそうだし、トルコやアラブの国でも家の中では靴をはかない。旧ソ連のウクライナもそうらしいから(旧ソ連のほかの地域は知らないが)、家の中で靴を脱がない国というのは欧米とか中国とか案外限られているのかもしれない。

 おうちには1歳とちょっとの女の子と、タニヤのお母さんもいた。裏庭のパティオに出て、ガーデン用のいすに座って少し話をした。

 タニヤのおうちを出て、お店を回った後、モールに行った。モールではネジャーティが髪の毛を切ってもらおうかどうか迷っている。1階にある美容室には女の店員しか見えなかったので、女の人に切ってもらうのはあまり進まないと言っている。というのも、トルコでもニューハンプシャーでも男の人にしか切ってもらったことがないらしい。でも切ってもらわないと、アニメのお茶の水博士になってしまう(知らない人はここをクリック)。

 モールを少し回って、その美容室に戻ったら、男の店員もいた。そしたら男の人に切ってもらったらいいし、そこで切ってもらうことにした。

 お店の横にベビーカーを置いて、お店に入ると、バタバタバタと誰かが走っている音が聞こえた。振り返ると、若い男の子がモールの出口に走っていたので、友達と走っているのだろうと思ったら、追いかけてるのはセキュリティーだった。トランシーバーを片手に走りながら誰かと連絡を取っている。その後を男女2人のセキュリティーが走っている。若い男の子もセキュリティーも外に出たので、野次馬も外に見物に行っている。こんな捕り物劇を見たのは初めてだ。ネジャーティはまだ順番が回ってこなかったが待合のいすに座っていて、私と梨奈は野次馬根性で外に出てみた。すると、すでに捕まえた後で、外にはさっきのセキュリティーと、それ以外の人と、セキュリティーの車もいて、車に乗せられるのかなあと思ったら、モールの中に入ってどこかに連れられていった。後ろに手錠をかけられていた。

 美容室に戻ると、子供の髪を切ってもらっているお父さんや店員もどうなったか興味津々で私の顔を見ている。「捕まりましたよ」と言うと、ホッとした様子だった。お店の人によると、1回や2回のことじゃないらしい。シンシナティー郊外でもこの辺では大きいモールだから、こんなことあるんだなあと改めて思った。

 ネジャーティは結局、女性店員に切ってもらった。最初はバリカンで後ろを刈ってもらい、上の部分をはさみで切ってもらった。とても早かったが、悪くなかった。清算をした後、カードをくれた。8回カットしたら9回目はただらしい。1回のカットが14ドル(+税金+チップ)だから、そんなに悪くない。今度は私もここに来ようかな。


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