昨日の暑さが嘘のようで、今日はとても涼しい。というか、肌寒い。日の当たってないところに置いた温度計を見たら16度だった。
毎年この日が来ると、広島の原爆の日を思い出す。日本にいるときは、毎年テレビで式典の様子を見ていた。広島には東京から比べるとそう遠くない距離だし、以前広島におじが住んでいたこととか、母方がもともと山口だから、近く感じるのかもしれない。
昨日の夜の時点で、日本では今ごろテレビで式典を映しているんだろうなあと思っていながら、まだ日本の情報が入ってこないのだが、最近は首相が出席しないとか、そんな問題があったような記憶がある。
いまだ過去のものではないし、過去のものとしてはいけないと思う。現在でも苦しんでいる人がいらっしゃるから。また、ただ犠牲になった方に祈りをささげるだけでなく、碑にもあるように私たちが二度とこういう過ちを繰り返しません、また、どんなに技術力があっても自分たちは絶対に使いませんという決意の場所でもあると思う。首相には広島に来て、そういう決意をしてほしいし、世界相手に日本の代表者として堂々と言ってほしいと思う。
2、3年前だったか、こんなような話を耳にしたように思う。それは日本が原爆に関してアメリカに賠償金を請求していないし、アメリカとの話し合いでもきっと請求しないようになったのかもしれないし、それらの過程はわからないが、日本側が賠償金を請求してこなかったので、アメリカ側は払わなかったというものだ。 日本人の感覚だと、日本側は負けたから仕方がない、ということかもしれないが、アメリカ人にとっては、言ってこないんだったらいいや、というようなところがある。それが本当だとしたら、日本はアメリカに遠慮しすぎたようだ。
世界の人はまだまだ知らない。日本は原爆はもうたくさんだという思いをして、それなりに訴えてきたにもかかわらず、まだ原爆がどんなものかわかっていない国が多い気がする。一部の政治家や軍人が、武器としての破壊力としてか知らず、破壊してしまうのは町だけでなく、人々の生活や人々自身の生命なのに。
いいたいことはたくさんあるのだが、考えがまとまらないので、この辺で。
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