オクラホマ・スティルウォーターから

2002年02月10日(日) プラスチック王国

 今日、HさんとMさんとプラスチックの話になった。アメリカではプラスチックがよく使われている。パーティーではプラスチックのお皿、フォークやナイフ、スプーン、コップが使われたり、私たちが口にする物の回りでプラスチックをよく見かける。

 プラスチックは確かに人間にとって便利なものである。プラスチックだけでなく自分たちの生活を豊かにしていくのに、様々なものが作られてきたが、人工的に作られたものもある。それが結局人間に大きな影響を与えていることに普段あまり気づかない。

 HさんもMさんも生物系なので、その辺のことも詳しいが、人工的な物質で自然界の生き物のメス化が進んでいるというのも、この何年かで話題になっている。それは人間にも言えることだということも、いつしか話題になった。

 少子化が進んでいることに関して、人口の分野では「女性の社会進出、晩婚、子供の養育への経済的負担」という典型的な見方をしているが、それを一言で言えば、女性が「産まない」という選択肢を選んでいるように見える。海洋学を専攻していたフロリダ時代の友人曰く、海流の温度と出生率が関係しているのではないかという説があるという。
 
 自主的な「産まない」という選択や、自然がもたらすリズムや変化に合わせて「産んでいる」というほかに、人工的な物質が出生率の低下につながっているとしたら、、、、。 

 私たちは人間である前に自然界の一生物だ。人間は自然界があるから生きられるのに、自然界には人間は何をしてきたのだろうか? 自然界にとって人間が「百害あって一利なし」と見られたなら、人間は気がつかないうちに自分の首をしめて、そのうち自然界から葬り去られるかもしれない。


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