オクラホマ・スティルウォーターから

2001年01月19日(金) 電話の相手は?

 今日は雪が降っています。雪が木の枝に積もっている風景を見ていると、アメリカにいるにもかかわらず、日本の情景を思い浮かべてしまいます。雪と言えば、江戸時代に起きた赤穂浪士の討ち入りや、桜田門外の変で井伊直弼が暗殺されたのも雪の日でしたね。雪の静けさと動乱の激しさが対照的というか、、、。

 雪が降らないことを願っていたのに、降ってしまいました。ラマザン、フィリズ、トゥーチェちゃんがトルコに帰る日です。ボストンからルフトハンザに乗って、ドイツのフランクフルトで乗り換え、トルコのイスタンブールに着きます。

 3人がここを出るのは昼の12時で、それまでに友人から電話がかかってきたりして、それから送り出す支度をしていました。朝、いつもシャワーを浴びるので、梨奈をリビングに一人にしておいてシャワーを浴びていました。ネジャーティはここから2,3分のところにある学校に行っています。その間とんでもないことが起きていたのです。

 浴び終わったらネジャーティが学校から帰ってきていて、一言、「電話をしたら、梨奈が出たよ」。そうです。明日で13ヶ月になる梨奈が、たまたま机の前の椅子に登っていて、机の上の電話が鳴ったので、受話器を取ったんです。それでネジャーティに向かって意味のない言葉で喋り始めたんです。受話器は梨奈が放り投げ、電話はつながったままなので、ネジャーティは電話を切って慌てて、アパートに帰ってきたというわけです。
 普段、電話が鳴ると私を見る梨奈。受話器を取る私の姿を覚えていたのか、今日は私に代わってとってくれたということでしょうか?そのうち短縮ダイヤルも押して、どこかにかけてしまうかもしれません。

 トルコ人の家族の話に戻って、3人を空港まで送っていくのは、独身のトルコ人2人。車がアパートから出発したときに、見送りのトルコ人の女の子が水が入ったコップを持っていて、その水を車の方にかけました。トルコでの慣わしだそうです。水の勢いのように旅もうまく行くように、という意味があるそうです。

 今、梨奈はお昼ね。梨奈は自分の寝言で目が覚めました。


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