goyan's diary

2000年11月27日(月) 夜のキビ畑

今日は仕事で少し遠出をした。
行きの道は途中まで夕日に向かって走るドライブ。
今日は晴天で、雲も少なかったが、夕焼けの空には綿飴のような雲が浮かんでとても幻想的。
私の大好きなオレンジ色の夕焼けの中、少し灰色がかった雲がゆっくりと流れていく。
うっとりと夕焼けを見ていたいのだが、そんな時間はなく、急いで車を南へ走らせる。
目的地近くになると街路樹の様子が一変する。
沖縄は各道路によって街路樹の種類が異なるようだが、糸満に向かう道はいつ通っても黄色い印象を受ける。
名前を思い出せない樹木だが、小さくてかわいらしい黄色い花がいつも咲いている。
木の間に黄色と赤と薄紅色のカンナ。
心なしか黄色が目立つ。
夕焼けに黄色の花が映えてとても美しかった。

仕事を終えて帰る道は、真っ暗な闇。
中部と違って、近くに基地があまりないため、南部の夜は暗い。
街灯も少なく、私の背丈より高いキビ畑の中を通るとほとんど明かりが見えない。
先週はこの帰り道に迷子になって、半べそ状態だった。
今日は事前に道を確認し、予定通りに帰れた。
迷子になるのも楽しいのだが、空腹時は避けたい・・・悲しくなる。
砂糖キビはまだ花が咲かない。
旧正月の前に刈り取るのだが、その直前は美しい銀色の穂が風になびく。
夜目にもまだ花が咲いている様子は伺えない。例年より暖かいせいだろうか。
ともあれ、夜のキビ畑は寂しいので威勢のいい曲をかける。
ZZ TopのXXX。信号がない道で聴きたい。
でも1車線づつの道って感じじゃないんだよね。
しかもキビ畑に囲まれているともう少し違う感じのがあいそう。
自宅近くになると、道も広くなり、明るくなってくるとピッタリ。
10年以上前に見た彼等のライブを思い出しながら、楽しく帰れた。
自宅に帰り、車から降りると家と家の間から低空飛行のヘリが見えた。
10時近くまで訓練とは・・・
糸満の暗い夜空と宜野湾の夜空を無意識に比べていた。


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