訳もわからず、兎にも角にも涙が止まらないようなときこそ、どんなバカなメイルでも一通くれば気分も変わりそうなもんだと思うが、そんなときに限って誰からもどこからもメイルは来ないもんだ。訳もわからず、というよりも、泣くほどでもないような、瑣末に泣きたくなることがたまりすぎたときにそれらを一気に洗い流すかのように、ときどき涙が止まらなくなる。