< きょうのヨリミチ
きょうのヨリミチ

2004年08月01日(日) 原爆の遺品。

今年は、遺品を原爆資料館に託す人が例年よりも多いそうです。

“原爆の恐ろしさを伝えていきたい”
“自分が死んだら、この遺品は意味のないものになる”
という人もいれば、
“父が被爆したときの遺品を、父亡き後誰も引き取ろうとしない”
(被爆者であることを隠したい、放射能が残ってるんじゃないか?など…)
という、ちょっと別の意味で悲しくなるような理由も。

資料館に行くたびに増えている遺品は、
どんな詳しい解説や写真よりもインパクトがある。

その遺品の背景には、ごく普通の日常生活があったということ、
あの8月6日も、私たちが会社へ出かけるようないつも通りの朝だったということ。
忘れたくないなと思います。

遺品からのメッセージが、それぞれの身近なこととして伝わりますように。
たくさんの人が資料館を訪れますように。


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