夜の東京タワーが好き。

帰りの新幹線からは、右手に見える。
帰りの夜行バスからは、左手に見える。
都内では、どんな場所からよく見えるのかは知らないけど、
夜の東京を歩いていて、フト顔を上げると
きらきらと東京タワーが光っていて、
“ここからも見えるんだ”とうれしくなることが、わりとある。

見ていると、旅の高揚感やドキドキが、すうっと受け止められて行く気がする。
帰るときに見ると、優しく見送られているような気がする。

もしも、私の生活の中に東京タワーが居たら、
どんな気分の時も、見上げては何かを感じるだろう。

なんだか“山”のような存在だな。

先月、新刊コーナーで見つけた、
江國香織さんの“東京タワー”。
ストレートなタイトルと、表紙の写真がものすごくいい。

まだ読んでない(笑)。

あぁ、東京タワーを見たいなあ。と思いながら、
19:00のNHKニュースのオープニングで
毎日必ず映る、東京タワーをじっと見る私なのでした。