2008年04月13日(日)
 『いとしのエリー』 サザンオールスターズ

いまにも雨が降り出しそうな、曇り空の日曜日。


元気にはなったものの、走れば咳が出るのは必至だし
病気じゃない体調不良だし、外は寒いし、来週忙しいから休養も
しなきゃだし、朝方までダービーの放送みちゃったし(笑)

で、結局チームの大会には行かず、お昼過ぎまでおうちでウトウト。

のんきに午後にチェックしたら、大宮公園は見事にアウェ−側ばっかり
売れていてちょっと笑いつつ、困る。さて、どこを買ったものだろう…

そんななので、大宮のプリンスリーグ→埼スタのカシマ戦をハシゴする
ことも平塚までJ2をみにいくこともバレーボールの応援に行くこともせず


何も考えずのーんびりして


ようやく出掛ける気になって(腹痛が治まって、かな)
友達の家で浦和×鹿島戦をテレビで観て、昨日新しモノ好きな
心やさしい東京仲間に使わなくなった携帯を頂いたので
DOCOMOさんに行ってデータを移行して貰ってくる。


コツコツためたピタゴラの着メロや画像が使えなくなってしまった
のが今になってちょっと悲しい。新しい携帯は、無機質でなんだか
冷たい感じがする。それで、せっせとカレンダーを変えたり
小窓に表示される画像を用意したりして地味にカスタマイズして過ごす。
だいぶきららしくなって、なんだか安心する。


夜になって、早急に考えなきゃいけないことがたくさんあることに気付く。
ダメだなぁ(笑)

まーお腹痛い日のきららはしゃーないっす。使えません。明日考える。


ただでさえ遅いメールの入力がまたしばらくよりいっそう遅いです。
まーこの1週間に比べれば全然安心して長文も書けますが。
(すみません、今週はやけにそっけないか返事がないか電話で…)

注意深く使っていたせいもあると思うけれど、でもこの週末はあのコも
一度も落ちなかったので、最後にあの携帯からメール送った後は
なぜだか妙に名残惜しい気持ちになる。

ちっちゃいから弱いし、機能は最小限だし、多々問題はあった。
でもね〜これはやっぱり私の選んだ、とても私らしい電話だったと思うの。
今も開けば誇らしげにブルーを身にまとったニッポンがいて
ドイツでの思い出や2006年から2007年の記憶がたくさん詰まっている。

なんだろう、この感じ。

でも、なんか、やだな。

こうして私はものごとを愛し過ぎてしまう。
いくら好きだって、実際には(ドイツで以外は)不便な電話だったのに。
この1週間だって、何度電源入れ直すはめになったことか。
書きかけのメールが消えるのはともかく、FOMAカード認識してくれなくて
1試合分の時間を丸まる電源切っては入れるを繰り返したり…


好きだけでいいや、と退廃的(多分)な私はとても私らしいのだけど
モノや記憶がいつまでも捨てられない自分が、この頃は少し嫌い。




お気に入りの物書きさん(プロの小説家)の日記を読んでいる。
なんだかものすごーーーくこのひとの作文が好きなのだ。
彼女の書くものは、とても色気と味わいがある。
文そのものをとても愛おしく感じて、いいなぁとため息をつく。

このひとの作文を読むと、なんだか文学したくなるんだよ〜
と友達に話して、ちょうどひらいたところが興味を持ってくれそうな
文章だったので、ほんの数行の、某月某日の日記を、
みせながら音読する。友達はそっとため息をつき(たように感じた)

うまい。

という。

それだけで、とても伝わったことが感じられて、うれしくなる。
わかる?わかる?この味わい〜。


そういえばもうひとり、この味わいをとても愛しているひとがいた。

そういうひとが、そういうひとと話をするのが、
私はとても好きなんだなーと今さらのように思い知る。



勝利の余韻を味わいながら、のんびりワインを傾ける。
まーゆっくり、とゆうべ東京仲間のひとりが言った。

そうなのだ、のんびり酒をのんで語らい、時の経つのも忘れて
いつも私は最後の客だった。そこそこ呑むけど、ザルってほどじゃなく
旨い肴に目がないきららさんは、酒飲みにはあるまじきことに
まずお腹を落ち着かせて(笑)そこからゆるゆるのむのが好きだった。

メニューをみる。何が食べたいと言う。
相手の提案に「いいね〜」とこたえる。

そうしてつついている内に周りの椅子はテーブルに上げられてたり
ざわめきなんてすっかり静まり朗々と音楽が流れていたりした。

酔い覚ましにお散歩をしたりする。
ちょっと遠くの駅まで遠回りだったり、公園だったり、
ビルの合間だったり、多様な場所をゴキゲンで歩く。
そんな風に連れ歩かれるのが、とても好きだった。

やっぱり私は、みんなに甘やかされてきたんだなー。
何も考えなくても、とても好きな風に過ごして来れたんだなー。


最近は、なんだかせっかちな感じが多かった気がする。


時々登場する、お父さんの年賀状

「味よりも 味わい方に味がある」

あぁ、私のとーちゃんだ。


そのハガキは、味のある人間になりなさいと結ばれていて


もう年だなーと思うことがこの頃多いんですけど、
こういう観点からだと、私はまだまだ若いですね。
深みというものがない。


それこそよい作文を愛でる部分くらいかしら、味わい方に自信があるのは。
自分の作文は文学にほど遠いけど〜。


やっぱりなんていうか、ゆるぎのないほどほど、がいい。



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