2007年11月24日(土)
 『東京にもあったんだ』 福山雅治

下町文化で育ったせいか、私は割と江戸モノが好きです。
しかも子供の頃からめっぽう本好きだったので、
そういうヒトの例に漏れず、ファンタジーが大好きです。

そうなるとやっぱり妖精とか魔法とかだけじゃなくて、
妖怪だのもののけだのあやかしだのにもどうしても惹かれちゃう訳ですよ。

で、たまたまテレビで始まってしまった「しゃばけ」をみてしまいました。
日本ファンタジーノベル大賞って毎度ツボだよな〜
前から気になってはいたんだけど、これはやっぱりご本を読まなくちゃ!



昼間は味スタで、突如大宮のDFがどどど〜とやってきて
福西さんでもいればファールしてでも止める場面ですが
なんだかそのままぬるーーーく、どどど〜と進まれて決められて、
ホーム最終試合を終えました。あっけにとられる結末です。


川崎に虐殺された日に
「ホーム残り2試合勝たねーと来年ソシオになんねーぞっ!ケッ!」
と、悪態をついていた私ですが、まず先週ガンバに勝てず。

でもね、選手は戦ってたんですよ。
まぁ及第点かな…大宮に勝てば、と思いました。

できたてのビールはめちゃめちゃうまかったし、
いいお天気のスタジアムでまたビールのんで友達と喋って上機嫌で

がんばってガンバさんと引き分けにしたんだもん。

なんだかんだいうてもちっちゃい頃からFC東京で育った
ゆーたや梶山が帰ってくるとチームが少し違って、
うまく言えないけど彼らには芯の部分に「東京」のスピリットが
あるんだなーと。みてくれやプレーはくにゃくにゃなんだけど(笑)
少ない歴史ながら、彼らの中には東京のDNAがあるんだなーって
そしたらなんかうれしくなっちゃってさ。気分は良かったの。


今日も、選手たちは戦ってたんです。
だから選手を責める気には全くならない。

あれ止められなかったのは、成熟していない選手が多いのもあるけど
やっぱり大宮の方がね、目の前に「降格」があったんだもの、
勝ちたいって意思の部分から勝っていたんだと思う。それこそ必死。
私たちも勝ちたくてがんばったけれど「必死」ではなかったという差。


さぁて、来年は年チケどうするかなー…


ってぼんやり思いながら、原さんのご挨拶をきく。


気持ちって、伝わるよね。


原さんは潔くてかっこよかったんです。
あんなのってずるい。

だって分かっちゃうんだもの。
原さんが本気で戦ってくれていたこと。

いつも試合みてたんだもの、それが上っ面の気持ちじゃなくて、
心の底から伝えようって意思を持った言葉なんだって分かるよ。

ずっと選手も監督もよく戦ってたくれたんだ。
それは知ってるんだ。

私、クラブにはちょっと怒ってる。
だから継続しないのも意思表現のひとつだなって思う。

一度、日韓ワールドカップの前に、金欠だし忙しくて試合全部行けない
からって更新しなかったら、どうしてか理由をきかせろって記入式の
ハガキ送って寄越したクラブなので、意見は聞くだけは聞きたがるしね。

は〜…
なんかなー

ずっと石橋を叩いても渡らないような地味ーな展開をしていたのに
ナビスコ優勝して、変に目覚めちゃったんだよね。
ほっぷすてっぷちゃーんぷとか言っちゃって。えらい勘違いだ。
あそこから多分道を間違えてしまった。

基礎のないところに積み上げようとしても、強くはなれないの。
ボタンを掛け違えて着てしまったシャツのボタンは一旦全部外して
また1個1個、丁寧に。がんばりましょ。東京らしく。



こないだ天皇杯で佐川の試合みててね、しみじみ思い出した。


なんできららは東京も試合やってるのにこっちに来るんだろう?
と疑問も呈されるけど、それはこっちの方が楽しく観れるから。
味スタのTDK戦は「勝って当たり前」「負けでもしたら激怒」
そういうのって、私的にはあまり楽しくない。三ツ沢好きだしー。

ゴル裏連中は明らかに身内多数、佐川の社員さんたちファミリーも
とても素敵。私はとても楽しくゲラゲラ笑ってわくわく試合をみていて


あー私ねー東京ガスが強いチームを倒しちゃうところが好きだったの。
そういう気持ちを、しみじみ思い出してた。


94年の天皇杯で鹿島に勝っちゃった辺りから始まって、
J申請してないのに、申請してたチームを差し置いて(ちなみに富士通w)
空気を読まずにJFLで優勝しちゃったり、名古屋、マリノス、ベルマーレと
バタバタJのチーム倒して天皇杯の準決勝まで行っちゃう東京ガスを
やっぱりゲラゲラ笑いながらわくわく試合をみてたんです。


そういうベースがあって、東京の原風景があって、ユキが入って
今年の札幌並みにもう楽勝って思ってたJ1昇格がやばくなって
「ありゃ、私が応援しなくっちゃ!」って状況へと続いて行くんだけど

元はこの「コイツらおもしれー」なの。

普段ガスメーターの検針してるヤツらが、
心打たれる意思と努力と根性で、プロに勝っちゃう!これだったの。

それはちゃんとFC東京に生きて引き継がれているハズだ。



ま、来年はヒロミと選手たちに免じて寄付する気持ちで継続してやるさ。
ヒロミの挨拶にうっかり胸をうたれちゃったしな。江戸人情かねぇ。

クラブはちゃんと私にもわかるビジョンを示せよ?
順位の問題じゃねぇんだ。
私はわくわくしながらスタジアムに行きたいんだ。





うん。
気持ちって、伝わるよ。

誠意や優しさも、計算も無意識の悪意も。
道具にさえも伝わる(「しゃばけ」が、そういうお話だったのだ)。


なんか気持ち悪くて居心地悪くて、それがなんでかどうしてか考えたら
ダメだなーなんかダメだーって気分になっちゃう。

現実の私は落ち込んでいたり、鬱々としている訳でもなく
とても元気に友達と遊び、好きなものを観聴きして
とってもゴキゲンに過ごしているというのに、なんでだー。

それは小さな刺がささって抜けない感じ?
痛くも痒くもないんだけど、なんだか時々とてもイラッとする。


私は「幸せの器」がとても小さい。
このことをとても幸せだと思っている。(この辺がまた小さい)

各自がそれぞれ自分の中に「幸せの器」を持ってるんだけど
これがとっても大きいひとは、次々とうれしいことを注がれても
なかなか満たされないから、幸せだって感じられないんだけど
私のはもーほんとフラッペのシロップ掛けるヤツくらいだからさ
ちょぴっとのラッキーですぐ溢れる(笑)もう幸せいっぱい。


例えば今日も試合前に大きい飛行機が調布の飛行場に降りて来た。
うわーーーすごーーーい!うれしーーーってなる。
カキフライのお弁当を頼んだら、ちょうど品切れになって揚げてる最中で、
あつあつの揚げたて☆午後の日向で食べる。わーーーいってなる。

今だってお茶が美味しく入って、ちょっとミルクを注いだら
とってもやわらかくてますます美味しくなって、あぁ幸せって思う。

そういうささやかな幸せを集めて幸せな自分がとっても気に入ってるのに、
この刺は私のささやかな幸せを不意打ちで「ちくっ」てぶち壊す。

そうすると、些細なイヤなことに過剰に反応してしまう。

心がざわざわする。




そう強くはないけれど、ちょっとばかり無意識の毒気にあてられて
私はそれに酔ってしまったんじゃないだろうか。


…気持ち悪い。

時々吐き気がするくらい気持ち悪い。
(身体的にはとっても元気です)


このままだと、笑っていても暖かくても何故かどこか居心地悪くて
気持ち悪いまんまなんじゃないだろうか。そんなのやだなぁ。

もー性に合わない!そーゆーの。

なんとかしなくちゃな。

あぁ、うっとおしい。



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