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★2005年10月29日(土)
『リンダ リンダ』 THE BLUE HEARTS
今朝、私の中にみつけたもの。
それはたとえばこの前日記のタイトルにした『ハルジオン』の 小さな新しい芽のようなもの。
でもそれは、大げさに言えば 私は壊れてしまう訳にはいかなかったから 『グレーテルの記憶を抱いて』 それでも笑って生きていくために、自分の中にあったもの。
時々、ぽつりと思うことがある。 あの頃のあたしの目に、今の私はどう映るのだろう。 がっかりされるのかなぁ? こんなもんかと思うのかなぁ?
んー…
私の中には今まで生きてきた分の言葉やメロディが詰まっていて そのストックがふいに起動することがある。
で、あの頃わからなかった気付かなかったことが 数年経って急にわかったり違う解釈が現れたりするのは結構感動的。 自分の鼻歌でそれに気付いて道歩きながら号泣したりする。
で… 今日のそれは『リンダリンダ』だったんだよ!(笑) あの頃から倍生きて、『リンダリンダ』に新たな発見をして 朝っぱらから涙ぐむ私。
いやーきっと、笑っちゃうだろうな、って思った。あの頃のあたし。
”だー もう しょーがめぇなぁ おめーは”
そんな感じ。
そういえば高校生の頃、一般的にはロクデナシなうちの初代とうちゃんが 病気になっちゃって、会いたがってるっていうし結構危ないらしいし てんで久々に会いにいった時、まーったくおんなじ風に思ったっけ。
居間にははずかしいくらいでっかく引き延ばした七五三の私の写真。 とっても愛されてるのは知っていた。 でも、育てる才能がなかったのね(苦笑)
思い出のジュークボックス たっくさんのレコード ビートルズだのストーンズだのみつけて、うれしくなる。
しかも、そっくりなんだな、顔が(笑)
あぁ、おいらのとーちゃんだなーってしみじみ、笑う。 私は今のお父さんをたとえようもなく愛しているし尊敬しているけれど でも、このしょーもないダメなひとは、間違いなく私の父親だって確信。 それから、このひとを愛している、ということも。
私は初代父に音楽を、今の父に本とお絵描きを貰ったのだ。 どっちかじゃなくてよかった。ふたりとも私のお父さんでよかった。
私も相変わらずどーしようもない私だけど、 まぁ遅々とではあるけれど成長していないこともないし
なんにしても、キミに嫌われるような大人にはならずに いられたような気がするんだ。それだけじゃダメかな?
あ、また笑うし。
今も私の中にはロックンロールが流れているしね。
がんばれって? あぁ、はいはい。がんばってますよー。
それなりにね(笑)
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