-
★2003年10月06日(月)
『白いバスケットシューズ』 芳本美代子 (ライブ:YEAH YEAH YEAHS/LIARS)
負傷後10日にして、初めて電車で市外に出ました(苦笑)
YEAH YEAH YEAHSは友人のお嬢ちゃんが最近やたらと 気に入ってるバンドで、きっとねーさんも好きだと 言われていたら、他からもいいぞって評判が入ってきて おお?と気になっていたら、嬢が一緒にいくハズのコが 来れなくなったとチケットが回ってきた。場所は渋谷AX。
わーいと喜んだもののその話がきたのはもちろん負傷前で まさか松葉杖でクラブ系の小屋に行くことになるとは・・・
ただ幸いにも彼女自身が様子見っぽかったのか、 確保していた席は2階の一番右端最前列だったので、 まぁなんとかなるだろうといざ渋谷へ。
普段ならなんてことない代々木公園付近までの徒歩は、 松葉の身には千里の道程。下調べの結果、渋谷市役所まで 行ってくれる噂のタウンバス、『ハチ公バス』に乗ろう!
と思ってたんだけど、なんとバスが出るのはマークシティ前で 東横線で東口に着いたら、マークシティ前に行くには 大きな階段を上がってうんと回り道するか、 あのスクランブル交差点のとこ(正確にはそのひとつ 駅寄りの信号でいいんだけどさ)を渡らなきゃならない。
もっと道幅の狭い信号だって、青に変わった直後渡り始めて ギリギリ渡れるか渡れないかっちゅう状態なのにそりゃ無謀・・・ 結局嬢ちゃんと駅で合流して、おとなしくタクシーに乗りました。
端の最前列は、松葉杖を置くスペースも余裕たっぷり。 自分より右側にひとがいないから足を投げ出していても 大丈夫なところがいい感じ〜。ずっと足を下ろしていると また足がむくんでしびれてきてしまうので、時々椅子の真横 の階段っていっても2段しかないんだけど、そこに足を上げたり 床に下ろしたりしながら1バンド目のLIARSを鑑賞。
お嬢「なんか斬新なバンドだね」 きら「うん・・・なんていうか・・・前衛的・・・」
ホントなんていうんですかね、基本はハードコア風味なパンク なんでしょうけど・・・絶叫ありテクノありオリエンタルもあり ダンスビートもありで、まぁなんでもありって感じ? よくいえば、とっても自由奔放。悪く言えば、何やりたいの?っていう。
私には前衛的としか表現しようにない。1000曲作ったら、 もしかしたらその内1曲くらいは世紀の大傑作もできるかも 知れない。いや、かも、ですけどね、あくまでも。
続いては今日の主役 YEAH YEAH YEAHSの登場。 の、前に。
このインターバルに、またも負傷した右足を誰のジャマにもならない 階段に乗せて、気休めのむくみ取りをしながら、貰ったチラシを 眺めたり、嬢ちゃんとLIARSの感想なんか語っていたら、 スタッフがキリンのビールケースを持って登場。
あんまりきれいじゃないんで、かえってあれかも知れませんけど よかったら使ってくださいなんてことを言ってくれまして ビールケースひっくり返して足元に置いてくれまして これも右端だったメリットか、十分にビールケースに足乗せて 伸ばしていられるのだ。あぁ、ありがたい〜〜〜。感謝感謝。
パンク、3ピースということ以外ほとんど予備知識なしで 出掛けた訳ですが、VOの女の子がもの凄い勢いでおもいきり つんのめって転びかけながら突進、そんな登場の仕方にあ然。
ピンクの3段になってるふわふわのチュチュ、ボロボロに引き裂いた 編みタイツ2枚重ねばきに、コンバースの白いハイカット、 揺れるブロンドの髪。長い手足に、飾り気のない笑顔。 そしてまたシンプルでパンキッシュなサウンドに乗って このコが突進するすっ転ぶステージ中転げ回る回る回る。
うわぁ、なんてチャーミングな女の子なんだぁぁぁぁぁ!!!
登場シーンだけで、すっかり心を掴まれてしまいました。 3ピースなのは知ってたけれど、3人だったらヴォーカルの カレンちゃんだって、ギターかなんか演奏するんだろうなぁと 思うじゃないですか。
それが最後まで、マイク持って転げまわってた。素敵。
ドラムとギターとうただけで、えらいカッコいい。 いやなんてったって、彼女が魅力的。めちゃめちゃパンク。
いいショウをみせてくれたメンバーや、ずっと介護してくれた(笑) 友人や、親切にしてくれたAXのスタッフに感謝しながら、 でもあまり遠くにはいけないので、渋公前のモンスーンカフェで アジアン料理を頂く。あぁ、こんないい気分でモンスーンにいるのに ダイキリが飲めないなんて(しくしく)
目の前のバス停から渋谷駅までバスに乗り、 初の大冒険は無事になんとかなったのでした。
ちなみに一番の難所は、電車を降りる時だった。。。 乗り込む時はスタンバってられるし、渋谷は終点だしで 余裕をみて降りられたけれど、途中の駅で降りるのは怖い。 止まらなきゃ立てないのに、スタンバってないと扉閉まりそうで かなりヒヤヒヤしながらの負傷後初の電車旅だったのでした。
|