2001年02月18日(日)
 『Round and Round』 L 'Arc〜en〜Ciel (フィギアスケート)

Grand Prix of Figure Skating Final 2000/2001
グランプリファイナル国際フィギアスケート競技大会

一日完全オフでのんびり過ごすつもりが、急遽りあ嬢の
フィギアスケート鑑賞にお供することになり、昼前に渋谷に集合。
東横のれん街で昼食を確保後、てくてくと国立代々木競技場第一体育館
(略してヨタイ)へ。観客は圧倒的に女性が多いかな〜。

入場後最初のびっくりは、売店で”衣装”が販売されていること!
長袖の水着みたいなのにひらひら〜がついているあれ、
御値段は格安コーナーで5〜7千円、豹柄なんかもある。
お、可愛いって感じのものは2万超えてた。
確かにスケートの専門店なんて少なそうだし、と妙に関心。
その隣ではファンがお目当ての選手に渡したりリンクに放り投げる
マスコットや花束(ちゃっちいのに500円もする)も売ってる。
主催がNHKなのでドーモくんグッズも結構いる。

ヨタイでライブは何度も観ているけれど、競技ものは初めてで
今日の席は一番安い2千円の自由席。南北スタンド共に
2階スタンドのコーナー付近と中央部後方がこのエリア。
お嬢の照明がどうこうなんて説明を聞きながら
導かれるままに審判団と反対側の2階スタンド中央部へ。
距離的には遠いけれど、全体がみえるよいポジション。

東伏見アイスアリーナ(アイスホッケー観戦経験有)みたいに
最後列でもリンクがすぐって状況ではないので、思ったよりは
寒くない。球蹴り観戦と違って室内だから風はないし。

この大会はちょっとルールが変わっていて、6組が出場、
すでにこれまでのポイントで1〜6位が決まっていて
5位対6位、3位対4位、1位対2位が対戦する。
3位までが入賞なのに、今日がんばっても5位6位の選手は
入賞することができないのだ。なぁんか納得いかないなぁ

競技前のアップの為続々と選手が出てくる。
一番の発見は高く回転数が多いジャンプをすれば、例え優雅にみえても
着地の時に結構『ダンッ!!!』という固い音が響くこと。
テレビなんかで観る時には音楽が一緒だからこんなに重い音を
出すなんて今まで全然思ってなかった。
こりゃ足にも膝にも腰にもめいっぱい負担が掛かって当然。

各対戦の順番は「扇子」を引いて決める。
広げると白無地に黒で「1」か「2」が書いてあって
1を引いた方から演技を始める。
何故に扇子?諸外国ではどうやって順番決めるんだろ?

演技内容の感想に関してはド素人なのでパス(苦笑)。

でもやっぱり、優勝選手は違うなぁという感じ。
今回で言えば男子シングルのお嬢ちゃんの「王子様」プルシェンコ。
ロシアの18歳の選手で金髪をなびかせて滑る姿が本当に美しい。
力強いスケーティング、高いジャンプ
特に4回転、3回転、2回転の連続技、ただただすげ〜って感じ。
ノーミスの完璧な演技、本人も会心の出来だったのか
終わるなりガッツポーズ。

扇子引きで後攻になった選手が可哀想な程だった。
しかも序盤で転倒があって・・・

ところがまぁ正直者の王子様は、相手の得点が出る前に
すでに勝利を確信し、よりにもよってビジョンに大写しに
なっている時にめっちゃにやにやしてるの(苦笑)
勝負事だしなぁと思いつつも、若いなぁって感じ。
お嬢は「可愛い」と申しておりましたが。
私的にはそれでもまぁ、ふてぶてしい男の子は好きなので
コイツなぁ・・・と思いつつ一緒になって笑ってました。

競技終了後は最終日の特別企画のエキシビジョン
順位の順に参加者全員の演技がみれるし、競技と違って
選ぶ曲や衣装も自由度が高くっておもしろかった。
例えばアメリカの選手はカントリーやブルースで滑っていたの。
それぞれ自分の中に「ある」リズムで踊った方がみていて楽しい。
プレッシャーがないせいか全く転倒もなかったし。

しっかしエキシビジョンの王子はちょっと考えものだったな・・・

楽しかったものの、あまりの長時間に私の集中力は限度一杯、
座りっぱなしで身体も痛くなっていたし
みんなあまりにも見事にくるくるまわりやがるので
なんだか「目がまわってる?」って感じまでする。
(ただ単にお腹空いてたのかも・・・)

そんな状態でもわくわく待っていたというのに
さっきまでの美しい金髪の王子様はどこ!?って感じの
オレンジのそれもダサダサの果物の絵入りアロハっぽいシャツに
まっ黄色のサテンのパンツ、黄色とオレンジのシルクハットもどき
曲はなんだかラテンのリズム・・・うーん・・・

競技以外の彼はいつもあんななんだろうか・・・
王子がぁと騒ぐ嬢ちゃんには「あれが普段着なんだよ」
と言っておきましたが(苦笑)
あぁぁ、本編はあんなに素敵だったのに。

やっと終わったと思いきや今度は全員で「フィナーレ」
各自紹介され決め技を演って整列してゆく。
更に一列に並んでウェーブ状態でご挨拶。
一番の客層は中高年のおばさまたち。

うーん・・・このノリって・・・なんだか宝塚(爆)

しかも今度はスタッフがプラスティックの大きなかご持参
中には色とりどりのたっくさんのカラーボール。
選手たちがまくまくまきまくる、すんごい数(苦笑)

最初に「フィギアスケート観戦」と書くか「鑑賞」と書くか
少し悩んだんだけど、ここまでやればもう立派な「ショー」
これで2,000円はとってもお得だったと思います。

はまりまくったお嬢ちゃんはこの後、きらりんのお気に入りの
杏仁豆腐(+中華系夕食)に付き合った後、数件の書店を梯子、
フィギアスケートの専門誌を探しまくりましたとさ。



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