CORKSCREW Diaries(米国編) |
まだ二日と言うことで仕事場には全然慣れてない。 そりゃそうだって言われても無理は無いんだろうけど。 結局今僕が出来ることってのはほとんど無い状態。 何もせずに無為に過ごすのは針のムシロだ。 情けない。 どうせそのうちに忙しくなるのだろうと言うのは分かっているのだけど、 他の人が忙しいのに自分だけが暇にしているのは、 やっぱり許せない。 どうも僕はそうやってのんびり出来ない性分らしい。 自分だけ帰ろうにも帰りにくいし。(これは日本社会の悪い点だ) ホントは自分の仕事をビシバシと片付けて帰りたいのだが、 無いものはどうしようもないのだ。 やっぱり窓口であれだけしゃべりまくっていたのが、 一気に静かな場所に移ってしまうと、 なんかその環境の変化に付いていけない。 客商売は死んでもイヤと言う人は多いけど、 僕は案外そうでもなかったようだ。 病院の窓口で働くことはもうこれから二度とは無いだろうけど、 エキサイティングで面白かった。 窓口で患者相手にして働くのが、好きだったんだよ僕。 他の人はどう思おうともさ、結局ね。 仕事が楽か大変かと言うどうのこうのよりも、 そのエキサイティングさが無くなった時点で、 鬱に入るんじゃないかって心配していたけれども、 やっぱり予想通りどうしようも無く鬱だった。 やっと患者さんに怒鳴られずに済むって言う安堵の気持ちじゃなくって、 人と接することの少なさによる寂しさなのかも知れない。 思えば自分がどれだけ精神的に辛いときにも気が紛れたのは、 強制的にやって来る患者さんだったものなあ。 そうやって忙しさに身を任せていると、 沈んでいる暇さえ無かったもの。 予想はしてたけど、思ったよりも早くその時期が来てしまった為、 やっぱり心がかなり混乱している。 |