CORKSCREW Diaries(米国編)
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2002年05月09日(木) いたい、いたい? そりゃ、そうだよ、当然、痛い。


最近は泳ぐことに夢中になっていたりする。
頭の片隅に痛みが残ったままの状態で、プールに行って、泳ぐ。
さすがに平日は1500mが限界だけど、
そんでも大分泳げるようになってきた。
そうやって自分がちょっとでも成長している跡を認めることが出来るのは楽しい。
(去年行ってた時期から退化しているといえば退化しているのだが)

泳いでいるときだけは全てのことを忘れられる。
と知ったのは夏の日だった。

遥か彼方昔にピアスを開けたことがあって、
(そう言えばそれも「恋する乙女」にやってもらったんだよなってのは余談だが、
 うちらも付きあいホントに長いよな〜、最近全然会ってないけど)
それはそれで痛かったが、でも心の痛みに比べれば全然大したことはなかった。
体の痛みなんてそれは所詮一時的なものに過ぎない。

痛みに耐えかねて逃げ出してしまいたくなることもあったりするけど、
社会人たるものそうそうそんな訳にも行かない。
普段の生活ってものが決まってしまうと、
心なんてそう滅多に痛むものではないって思ってたけど、
どうやらそんなものではないらしい。

小学生には小学生の
中学生には中学生の
高校生には高校生の
大学生には大学生の
社会人には社会人の
それぞれの時代に、痛みってもんがあって、
一生涯、そんなものから開放されることはないんだなあって、
そんなことを、思う、今日この頃。

試しに手首を切ったみたら、
やっぱり、多少たりとも痛くって、
ああ、これが生きてるってことなんだなって、
すげえ、実感したのは、去年の今頃のことで、
その時舐めた、血の味が、
人生の味のような気がした。
それが分かっただけでも、
良かったような気がする。


from SEVENSTAR KAZUYOSHI NAKAMURA




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