CORKSCREW Diaries(米国編) |
昔会社で一緒に働いていた友達に会った。 彼は、去年の4月からかれこれ一年近くも海外を放浪していた。 久しぶりに戻ってきて、今は京都に来ていると言う。 ちょっと職場の人と一緒に飲んでいたんだけれども、 途中で抜け出させて頂いて、友達に会いに行った。 フカヤくんというのが彼の名前なんだけれども、 一年ぶりに会うフカヤくんは、髪が短くなっていたぐらいで、 相変わらずで、でも、充実した旅の後って言う感じだった。 ちょっと前は僕も本当にいろんなものに余裕がなかったんだけれども、 今はだいぶん余裕が出てきたなあって思う。 でもなんだかすごく嬉しくなって、 色んなことを話してしまった。 人の話、全然聞いてない。ごめん。 まあ旅好きの人ってそういないし、 それを分かってくれる人だから、 ちょっと話しすぎたなあ。 もっとフカヤくんの話も聞いたらよかった。 一年間も旅に出られるなんて本当に羨ましい。 この一年間僕がやってきたことはなんだってんだ。 会社をとっとと飛び出して、試験を受けて合格した君はえらいよって、 フカヤくんは言ってくれる。 確かに、自分でもそれなりにやったとは思う。 それはそれでね。 でも今も僕は、必死で流されないようにしながら、、 アイデンティティを確立しようともがいてる。 自分は自分だ! 誰か俺を分かってくれ。 見えているなら応えてくれ。 そう言って、迷っている。 とは言え、まだまだ遠く遥か彼方にあるとは言え、 ゴールの形は、ちょっとは見えてきた。 |