CORKSCREW Diaries(米国編)
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2002年03月18日(月) 釜山滞在記3 (4/6追記 二日目終了)


3月8日釜山・・・続き

ここで、JUNGさん登場! 
授業を終えて教室でぼや〜っとしてるところに、なんやら色眼鏡をしたお兄ちゃんがやってくる。韓国では色の入ったレンズは極普通に使われているんだけど、やっぱり日本では色の入ったレンズつけている人ってちょっと怖い人のように思えてしまうんだよね。
もうハッキリ言って色んな人と接しすぎて疲れまくった僕は、この人も亮佑の生徒かしらん? とか思ってたんだけど、実はPAGODA学院でアルバイトをしながら夜学に通う勤労青年、JUNGさんだった。最初、ちょっと怖い人かな〜?! なんて思ってたんだけど、話しているうちにすぐに打ち解けて話せて嬉しかった。
亮佑とかに話したりして、友達になって、そんで日本語を磨いているみたい。「クレヨンしんちゃんで日本語を覚えたんですよ〜」って亮佑に紹介されたけど、いやいや、JUNGさんの日本語能力はかなり高かった。本当に。会話に関しては完全に合格点を出せるぐらい。
ってJUNGさんに言ってんのに信じてくれないんだからもう。信じてよ!〜JUNGさん〜
しかしJUNGさんと僕は会ってから一時間というのに、可愛い生徒が通るたびに、アイコンタクトで「今の娘可愛かったねえ」みたいなメッセージを送れるほどの仲になったんだって。こう言うのは万国共通だね、やっぱり。
亮佑先生は女性ばかりを紹介してくれたけれども、やっぱりこう言う出会いもすごく楽しい。会ったばっかりなのにもう何年も友達だったみたいだ。
本当はもう少しJUNGさんとも話したかったんだけど、夜にはまた亮佑も授業があるし、できれば今回はメガネが買いたかったので、JUNGさんとはここでお別れ。昼ご飯を一緒に食べるぐらいはしたかったんだけど、JUNGさんも仕事中だったし。残念。メガネなんて買わずにJUNGさんと話してても良かったなあ、今思えば。 ごめんJUNGさん。また必ず僕は行くから、だから待っててくれ。


そして昼ご飯だ。亮佑お薦めのデジカルビクッパを食べに行く。なんか本格的な韓国料理を食べるのこれが初めてかも知んない。とん、とん、と並べられるお総菜の数々を眺めながら、これ、これ、これなのさ! 僕が食べたかったのは! ともう楽しみで仕方ない。この料理は、豚骨スープの雑炊って感じの食べ物で、全然辛くないから日本人でも安心して食べられるのだ。ただ僕は辛いもの大好き日本人だから、ちょっと物足りなかったかも。ユッケジャンとかテンジャンチゲのような超辛いスープで汗かきながらご飯をかき込みたい。
でもこれで3000ウォンなんだよね〜。安い! 美味い! だから韓国大好き!
本当に焼き肉だけじゃないんだから。

そうして僕らは地下鉄に乗って南浦洞に向かう。ここには韓国最大の魚市場であるチャガルチ市場や釜山タワーのある竜頭山公園とかもあるのだ。その他、マックやロッテリアとか並ぶまあお洒落な町だったりもした。一応行っておくかって感じで竜頭山に登ってみる。観光客がいっぱい来てるなあ。おじいさんやおばあさんもいる。家族連れもいる。憩いの場って感じだった。
釜山の町並みが見渡せるなかなか素敵な場所だった。もう少ししたら梅の花が咲いていい感じだったんだけどね。

二年前のちょうどこの頃、韓国に来たときはまだ寒かったなあ。3月10日から22日までいたけど、日に日に暖かくなって行くのが実感できた。でもこの日の韓国の日中はかなり暖かくって、日本から持っていったマフラーが要らないぐらい。そうそうそう、韓国の男の子はあんまりマフラーをしないみたいで、観察してみたけどほとんどいなかった。JUNGさんは僕のマフラーの巻き方がよっぽどおかしく見えたらしく、「きつくないですか?」とツッコんでくるんだけど、まあ日本では別におかしくないんだけどなあ、って思う。日本に帰ってきてから観察したら同じような巻き方の人ちゃんといたし。 まあね、韓国じゃあ、もう季節は春なんだって。だからもうマフラーもしないらしい。でも実際はまだまだ結構寒かった。特に昨日はもう死にそうだったわ。しかし日本では飛び散っているスギ花粉、どうやら韓国までは飛んでこないらしくアレルギー性鼻炎も結膜炎も韓国滞在中は全然大したことはなかった。直ったわけじゃない証拠に、日本に帰ったら再発したのが悲しかったんだけど。(2002/03/20 wrote)

釜山もきれいな街で、街中なんかはもうほとんど日本と変わらない。知らない街の知らない場所を歩いてても、違うのは文字と言葉ぐらいなもので、まあそれ程感動は無かったなあ。チャガルチ市場もちょっと歩いてみたんだけど、どうも朝早くからの授業がたたってこの頃が一番疲れていたみたいで、なんとなく歩いて終ってしまった。あんまり亮佑を付き合わせるのも悪いし。
亮佑はいろんな所に電話している。女の子ばかりってのが笑える。僕を接待するために友達を呼んでいるんですって言うのは亮佑のお言葉だけど、ホントは僕をだしに使ってない? ひょっとして、なんて思わなくもない。いや別に全然いいんだけど、折角だからどんどん使って頂戴。僕はなんでも協力するぜ。じゃなきゃ6時半から授業に付いていかないって。

「今からまた女の子をゲットしました」と亮佑。さすが! ゲットってなんかすごいけど・・・と僕はビタースマイルで答える。と言うことで、僕のメガネを作るために、(それだけじゃないんだけど)大学の観光学科(こう言う学科は絶対日本でも作るべき!)のイさんとパクさんが来てくれました。美人です。もう亮佑ったら、こんなんばっかり!(待て写真!) 
韓国は新学期は3月から始まるらしくって、今はもう学校が始まったばかりの大事な時期だ。いいのかなあ呼んじゃって。でも来てくれて大変嬉しいです。韓国の人は基本的に恥ずかしがり屋だね。なんか亮佑曰く、「日本人の男の子が遊びに来てるから紹介するわ?」とか言ったら、「え? 男? ホント〜!?」ってすごいノリノリで来たみたいなんだけど、いざ話そうとするとなかなかお互い話が進まない。ひょっとして、僕がお気に召さなかったとか?! まあコンパじゃないんだからそりゃあねえだろう。僕もそんなに初対面からぺらぺら喋るほうじゃないからね、ごめんね。まあ日本でもよくある光景だね。コンパの前が一番盛り上がるという感じの。

で、メガネを作るためにイさんとパクさんに付き合ってもらう。
国際市場って所にメガネ屋さんがいっぱいあるのだ。優柔不断な僕はけっこう迷ってしまって、結構待たせてしまった。ごめんね。結局選んだのは縁無しの眼鏡。フレームは日本ではあんまり無いタイプのやつだ。少々強度に問題があるんだけど、結構いい感じ。


で眼鏡が出来上がるのに一時間ぐらいかかるって言うので、ちょっとお茶でもして時間をつぶすことにした。興味があったので釜山のスターバックスに。
基本的に韓国のコーヒー紅茶は甘い。砂糖をたっぷり入れるのがこっちのスタイルらしい。アイスティーを飲んでえらい目にあったこともある。普通のコーヒーが飲みたかったら外国資本に行くしかないんだな。が!、スタバ、高い! 噂には聞いていたがホンマに日本と変わらない値段だ。コーヒー飲んだら普通の食事が出来てしまうじゃんこれ。

だからかどうか知らないが日本とは大違いで韓国のスタバは空いている。高いからここ一番でぐらいしか使わないんだろうと思われる。外国人の姿も見えなかったなあ。ただし、日本では1000円以上するマグカップが700円で売られていたので即購入。釜山モデル。僕はこの手の地域限定商品に滅法弱いのだ。しかし釜山モデルは韓国製だったがSEOULモデルはMade in Thailand。なんでやねん! 

さすがにスタバの味は全世界共通だった。さすがだ。旅行記を書くたびに言い続けているが、日本と同じものを食べたかったらマックとかスタバに行くのが一番。まあ韓国まで来てマックでハンバーガーなんて食べたくはないけど。あのあま〜いコーヒーもその内に慣れちゃうと平気になるんだから。

そうして過ごしていたら女の子二人はちょっと席を外した。トイレにしては長い。 作戦会議? まさかそんなモンやる訳ないしなあ。と思って待っていたら、
!!!! 本日二個目のケーキですよ。亮佑くん。
ふたりは亮佑の為にケーキを買いに行ってくれていたらしい。亮佑先生(あ、このふたりは生徒じゃないから先生はおかしいんだけどね)マジでもてもてである。でもこうやってお祝いしてくれると本当に嬉しいね。僕も自分のことのようにうれしく思う。この果報者! ちゃんと二人の誕生日にはお返ししてあげなよ。かくして誕生日パーティーパート2始まれり。ってロウソクに火を付けてお祝いしただけだけど。韓国の人って本当に情が深い。普段は他人に深入りしないことにしている僕だけど、こんだけしてもらったら感動する。亮佑、本当に友達は大切にね!

ところでケーキを食べたのは実はスタバの中だったりする。 いいのかなあ? とドキドキしていたのは僕だけで、韓国って言う国はこう言うのにはすごく大らからしい。日本だったら店員さんがすっ飛んで来そだもんな〜。僕みたいな部外者がゲスト参加とかもさせてもらえないだろうもんな〜。

そうこうしているうちに眼鏡が出来る時間がやって来た。出来上がった眼鏡は、なんかちょっと今まで使ってた眼鏡と違ってた。使い続けてたらたぶん慣れるんだろうけど、今の時点ではなんとも言えんなあ。イさんが本当に心配そうな顔して僕の顔を覗き込む。いかんいかん、気を遣わせたら。なんて思いつつ。とりあえずOK!  ほっとしたイさんのを見て僕も安心する。でも眼鏡は結構いい感じだ。日本ではあんまり見かけないタイプだし。新しい眼鏡の方がいいよ、ってみんな言ってくれた。前の眼鏡は真面目すぎるって ・・・う〜んそうなんだろうか? やっぱり韓国と日本ではセンスが違うのかもしれない。

彼女達も今日はバイトがあるってことで、お別れ。ごめんねあんまり話せなくって。昨日から色んな人に会いすぎて正直かなり混乱気味。誰が誰か分かんなくなるからちゃんと整理しないといけないな〜。僕ももう少し韓国語を勉強しようと思う。買い物に付き合ってくれて本当にありがとう。今度はもっといっぱい話せるといいな。

そうして僕らは再びPAGODA学院に戻る。最後の授業が待っているのだ。これが終ったら一週間は終わり。亮佑先生も本当にお疲れさま。
(2002/03/21wrote)

最後の授業。長かったようで短かった今日もこれで終了。日本語教師一日体験の僕も、この授業をもって集大成としたいところ。あ〜惜しむらくは写真をもっと取ったら良かったなあってこと。だからこの最終授業では授業風景を撮ろうって思った。

まあ、最後の授業ってことで、気合いが入るんだけど、このクラス、
滅茶滅茶レベルが高い!!!
マジですか? 亮佑先生。
こんな美人教えてるんですか?
しかも一人だけいる男の人もカッコいい。
びびります。これは写真撮らないといけないなあ。
さすがに夜のクラスだけのことはあるねえ(あんまり意味はない)

さてさて今日既に2つも誕生日ケーキでお祝いしてもらっている亮佑先生だけど、またもやこのクラスでももらいよった。もうもてもて亮佑先生。羨ましいなあもう。
持ってきてくれたのは日本のキャラクター(ハローキティとかのね)が好きな20歳の女の子。亮佑ファンらしい。これが日本にいる彼を良く知る我々にとっては全く持って謎なんだけど、げに海外は恐ろしい所か。

実はケーキ食べ過ぎでちょっと食傷ぎみだった僕らだったんだけど、彼女の持ってきてくれたケーキは大変美味しかった。いやね、今まで持ってきてもらったケーキはバタークリームだったんだけど、彼女のケーキは日本と同じような生クリームだった訳。もうケーキはたくさんです〜。と言っている亮佑を尻目に僕はその日の晩に残ったケーキを頂いた。美味しかった〜。他にもヤツは携帯に付けるキャラクターを貰っていた。いいなあ〜。 「じゃあ、来る?」って言われそう。そんなこと言われようものなら、「是非!!」と二つ返事で答えそうな自分が怖いんだけどね。

でケーキを囲んで記念撮影。やっとのことで写真を撮りましたわ。
ついでに生徒の皆さんを撮らせてもらう。みんないい笑顔! いいねえ、こうでなくっちゃね。と言う感じで授業に入る。基本的に日本語会話クラスは男性が少ないんだけど、今回も男性は一人だけ。ただこの男前のお兄ちゃんは、結構話したら答えてくれたのが嬉しい。同じ社会人として、韓国のサラリーマン事情が知りたかったからねえ。まあ韓国も以上に休みは取りにくいらしい。やっぱりなあ。何とかして欲しいなあ。

このクラスの美人ふたりは日本語学科の学生らしくって、日本にも行ったんだって、で、食べ物はまずかったそうな。尾道行ってラーメン食べたら塩ッ辛くて、他のもの食べたら味がしなかったとか。だけどコンビニ弁当は美味しかったそうな。
・ ・・味付けが濃い方が韓国の人は好きらしいね、これを聞くかぎりどうやら。
それにしてもやっぱり韓国の人が一番びっくりするのは、女子高生のスカートの短さらしい。なんだかんだ言って韓国は儒教の教えがまだ結構残っていて、女性は圧倒的にスカートをはくことが少ない。パンツの方が多いのである、これがまた細くて足長いから綺麗なんだわコレ。スカートはいていても生足は出さないと言った感じである。勿体ない! そんな彼女達からしてみたら、
日本の女子高生はあんな太い足をよく出して街歩けるよなワレ! (そんな汚いコトバを使ったりはしません、念の為)だろうな〜。でも女子高生の太い足を見て自信を持ったそうな。そりゃあそうだ。って言うか君たちそれだけ美人なんだからこれから整形するとかは絶対にやめてよね。日本に来たら間違いなく周りの男性陣は振り返ります。さすがの亮佑も、彼女達に手を出したら自分の日本語教師生命がヤバイって分かっているらしい。さすが亮佑、成長したねえ。お兄さんはとても嬉しく思うよ。まあ僕は通りすがりの日本人だからいいんだけどさ。

このクラスは最後ってことで、ちょっと僕は真面目に話してしまった。
これはすげえ、自分に対しても言えているんだけど、語学って言うのは、本当に話してなんぼの世界だから、出来得るかぎり積極的に話したほうがいい。って言うか、話したもん勝ちの世界だからさ。先生にしたって反応が良いクラスの方が教えがいもあって楽しいし。だからできる限りの手段を使って、その学びたい言葉を使わなければならない。先生と友達になってお付き合いするのも本当に一つの手段だ。勤労学生のJUNGさんなんて本当にうまく利用していると思う。利用って言うのも、すごく表現が悪いけど、まさしく使えるものは全て利用するべきで、そのために、亮佑や、僕を、どれだけ利用してもらったって、一向に構わない。僕も亮佑も時間に余裕があるかぎり相手するし、ましてや授業では、親身になって相手をするからさ。だから頑張って欲しい。

ってことを全て言ったわけでもないけど、まあこんなことを言った訳。亮佑と僕とでね。まあ教室は結構しんとしてしまった。後で亮佑はそれについてちょっと反省していたけど、ちゃんとしたことを話すことは悪いことではないのだ。君が言ったことは、必ず生徒には通じているはずだからさ。

と言うことでこれで授業は全部終了。
あ〜楽しかった! 本当に。異文化コミュニケーションがどれだけ上手く行くか正直、心配だったんだけれども、すごい想像以上に、楽しかった。それとともに、思う。
以下、その日に書いた日記から。

先生は大変。
いろんな生徒に気を遣わなきゃいけないし、
クラスの授業も盛り上げなければならない。
僕が参加したことによって、少しでも韓国の皆さんの役に立てれば、
これほど嬉しいことはないんだけど。
でもね、本当に5時間があっという間に過ぎたの。
中には日本語の上手な人もいれば、上手じゃない人もいるんだけど、
でもみんなそれぞれ、伝わってくるんだよね。
韓国人は、本当に、情が熱いって思った。
いろんな人に出会って、
いろんな話をして、日本のことも少しでも多く伝えられたかな。
疲れたけど、すげえ、充実した日だった。

日本語の先生をしているリョウスケは、
本当に毎日がそうやって充実しているみたいで、羨ましい。
日本を出てから4ヶ月だけど、異国の地でもまれたのがよく分かる。
僕は一体何やってんだろう?
今のようなぬるま湯につかっていて、それで人生終わるの?
かと言って夜中まで経理なんてやりたくもない。
人生、ひょっとしたら道を間違えたかも知れない。
リョウスケの大変だけど充実した生活を見ていると、
僕の人生はまるで垂れ流しの汚物みたいなもんだ。
ねえ、もう僕はいろんな誓いを忘れたの?
いや、決して忘れてはいない。
なくしたものを取り戻すのは、まだ間に合う。
今ならまだね。
とりあえずは、本当に出来るかどうかは分からないけど、
英語を勉強して日本語教師の資格をとってやる。
出来るかどうかは分かんねえけど。
で、今を抜け出して、海外にでてやるんだ。

亮佑の生き生きしている姿。
僕は僕でこのままでいいんだろうかって。
自分のやりたいことは、実はここにあるんじゃないのかって。
今の安定した生活を捨てても、自分自身大事なものがあるんじゃないのかって。
そう思った。本当に思った。
それが分かったこと。そのことこそが、今回の旅の、一番大きな出会い、そして収穫だったのかもしれない。(2002/03/24)



こうしてPAGODA学院での授業は全部終了した。
最後に韓京先生と一緒に写真撮影。毎週金曜日は講師もスーツを着なくてもいい日だって言う事で、亮佑もカジュアルな格好で参加していた。カジュアルな韓京先生はなかなかキュート! 先生に直接言ったら喜んでた。韓国人女性は結構ノリがよろしい。先生キュートなのに独身って言うのはやっぱり理想が高すぎんじゃないのかなあ。などと思ったりする。一緒に晩ご飯を食べに行けば良かったかなあ。

とかとか思いながら帰る。今晩は亮佑の同僚、福岡に6年間留学していた博多弁の流暢なお姉さんのところに行くことになっているのだ。亮佑の家のすぐに近所に住んでいるってことで、彼女と一緒に帰る。彼女もJUNGさんというのだが、紛らわしいので博多娘としておこう。怒られるかな? ややキツめの美人。韓国人は本気で美人が多いと思う。
一日に3つもケーキをもらってしまった果報者の亮佑はお腹が一杯ってことで、普通に晩ご飯を食べるのはやめて、屋台で適当なものをつまんで食べる。棒餃子とか、おでんとか。結構美味いんだけど、これが食事の代わりになってしまったらちょっと辛すぎるかもね。

朝6時半から授業に出たから疲れる。本当はもう寝たかったのだけれども、博多娘との約束もあるから、ちょっと寝られない。ようやく彼女の家に向かったのは11時を回っていた。彼女の持っているマッキントッシュの調子が悪くて、一応マック使いの僕が見るってことになったのだ。

ってことで行った彼女の部屋は滅茶滅茶いい部屋! ひょっとしてお金持ち? マックも見たらちょっと旧型なものの高級機種。周辺機器もばっちり揃っている。羨ましい。
ま、そんなことはどうでもいいとして、やっぱり日本に6年も住んでいると色んな意味で日本的な生活習慣に慣れてしまうらしい。彼女は亮佑と違って文法のクラスで先生をしているとのことだが、やっぱり少々頼りなさ気な亮佑には甘いんだろうけど、彼女にはそれなりに厳しいんだろうな。美人で鼻っ柱も強そうだから、結構ぶつかり合うことも多いんだって。とかそう言う話をした。日本人とほとんど変わりないぐらい話せる(ただし博多弁)彼女とこう言うふうに日本語で話すのはとても不思議な感じだが、向かうところ敵無しって言う感じのする彼女もやっぱり本当に苦労してんだなって良く分かった。僕は完全に旅行者で短期滞在だけど、長期に渡って「生活」するってのは本当に大変なことだ。(2002/04/06)






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