CORKSCREW Diaries(米国編) |
クラムボン 神戸チキンジョージ 2001年12月1日 クラムボンライブは今年に入ってから3回目。 1回目は浜松のイベントにて、2回目は奈良女子大学にて。 ラジオのイベントとか、学園祭って言うのは、無料だったり格安で行けたりするメリットはあるものの、肝心のお客のノリと言うのが今一つだったりする。まあ、行くほうもあんまりお金かけていくわけじゃないから、確かに仕方ないんだけれども。 奈良女の学祭ライブは、クォリティに関しては問題はなかったが、 僕の好きな「恋わずらい」を演奏しなかったという点と、 指定席ゆえあんまり飛んだりできなかった言う点において、 少々不満が残った。 で、今回三回目の参戦である。 チキンジョージはほぼ満員御礼状態だった。 後ろが僅かに空いているぐらい。 さすがにクラムボンということで、コート着たままの人や、 荷物抱えたままの人は多かった。僕は一応駅のロッカーに荷物は預けて軽装できたけど、取り越し苦労だったかなと思いきや、 神戸のクラムボンはノリが違う! 1曲目の「残暑」秋ヴァージョンこそは普通に聴いていたのだが、 2曲目のロマンチックで、ドーン! と一気に前に押し寄せる! そして飛びまくり暴れまくり!!! 続くGLLAMMBONではもう、ダイブが起きないのが不思議なぐらいのボルテージ! なんか拳が上がってるし。これ本当にクラムボン?って感じ。 これは神戸だけだったのだろうか? それとも、どこでもこうなの? ドギーアンドマギーでも飛び続ける僕ら。 汗だくになってしまうんだけど、それがまたすごく楽しい。 大ちゃん誕生日おめでとうコールが早くもあったり、 「ステキ」コールが鳴り響く。 ミトさん、かなりビックリしている。(あのミトさんがビックリって言うのが楽しい) いい、お客さんとクラムボンが一緒になっている。 だけど僕らは、分別もなく飛び続けるだけのお客とは違う。 しっとりと聴くときは、しっとりと聴く。 そう、大事なのは静と動のコントラストなのだ。 ひさしぶりに「君は僕のもの」が聴けた。嬉しかった。 この曲を聴いていると切なくなってくる。こういった切ない曲を唄わせたら郁子さん、右に出る者無し。観客は皆、さっきまでのノリっぷりが嘘のように静まり返って聴いている。 僕はこの曲の後に、聴きたい曲があった。 流れから行って、こう来てくれたら嬉しいなって曲。 僕がクラムボンベストを編集したら、絶対「君は僕のもの」の後にはこの曲を入れるだろう、って曲。イントロを聴くだけで、もう切なくなってしまうその曲・・・そして流れてきたのは、僕がとても聴きたかった、その「恋わずらい」だった。とても嬉しかった。イントロ聴いただけで涙出てきそうになった。 奈良女では演奏してくれなかったし、もうそれだけで、満足。 だけどまだまだ終らない。 それは、BBBBの登場! ホント、予想外。これは神戸だけの特典なんだろうか? 嬉しかった。楽しかった。BBBBの皆さんもすごく楽しそうに演奏してる。 その楽しさが伝わってくる。僕らも大きな拍手と手拍子で応える。 僕らの気持ち、伝わってるかな、きっと伝わってるさ。 ドラマチック!なライブだった。 アンコールが終った後も、観客は帰らず、拍手を送り続ける。 そんな素晴らしいライブだった。 残念ながら2回目のアンコールは無かったけれども、ちょっと出てきてくれた郁子さん、ありがとう。 |