おかげさまで、A御大最後の定期演奏会を無事終えることが出来ました。
イングリッシュホルンがリハでリードがならなくなってソロが出来なかったり、本番ではいつも以上にピッチが来るって、私一人でエルサレム賛歌をぶちこわしてしまったのですが、まぁ終わりよければ全てよし、ということで(-_-;)
まぁ、私の失敗はそれはそれで、ごく一部の生徒に勇気を与えたようです。
数日前からソロ(本当に長いソロ)を不安がっていたある生徒。自分が失敗して、曲を止めてしまうんじゃないか、という不安で一杯でした。 私も上手くもないのに(ていうかスケールすら出来ない段階から)ソロを散々やらされてきたこともあって、その不安は誰よりもわかっているつもり。
前日、私は彼女にこういうことを言いました。
「普段からソロがうまくいっている人に限って、本番落ちてしまったりフライングしてしまう。普段から下手でうまくいっていない人の方が、意外と本番で失敗しないもの。私だって、いつも本番の最後の最後までソロが出来るか周りも自分も心配してしまうけど、いままで本番で落ちたりする失敗はしたことがない。だから、ずっとその失敗するんじゃないかという不安は、良い緊張を保っていると考えろ」と。 でさらに本番前日も家に帰ってから練習するという彼女に、「今更じたばたしても仕方がないんだから、楽器はさわらずにゆっくりお風呂に入って気持ちを静めて早く寝なさい」とも付け加え説いた。
本番、彼女は「不安に思っている人の方が失敗しない」という言葉と、あとリハで失敗したにもかかわらず、本番ではなんとかソロをクリアした私の音を聞いて、勇気づけられたのだそうだ。
私に対するお世辞が含まれているとしても、終わったあと生徒からそう言われたときは、少しは彼女たちの役に立ったのかな、ととてもうれしかった。 まぁこういう喜びが顧問をやっているという醍醐味なんだろう。
演奏会そのものは、A御大最後ということもあって、親や卒業生が主で、いわばほとんど身内ばかりだから、賛辞の言葉の嵐。。。というかA御大への「おつかれさま」コールが多くて、アンケートの意見もあんまり来年度に繋がるようなものはあんまりなく。。。そしていろいろ雑用で走り回ってこの演奏会にこぎ着けた私に対する慰労は全くなく・・・ちょいとふくれ気味です。 まあ、数少ないアンケートの感想・意見で、
「選曲が良かった」(→私がほぼ選曲、構成した) 「プログラムがよかった」(→レイアウトは私) という感想にちょっち舞い上がっていたり。
そんなこんなで、とりあえず部活も一段落です。
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