ファゴ吹きの日記
ファゴ吹きの日記

2004年11月23日(火) それは専攻の違いか、好みだけの問題か

今日は地区音楽会といって、同一地区の高校の音楽クラブが発表し合う日。
ええ、私が「暗譜できない」と叫んでいた、元凶の演奏会です。

うちの演奏そのものは、まぁまぁだったかなぁと。
そつなくまとまったかなという感じでした。(客観的には聞いてないので何とも……)

同一地区には、毎年全国まで出ている超有名学校もあったり、非常にレベルが高い一方、部員数名で何とかやっているというところもあり、かなり厳しい学校もありました。

でも不思議なことに、そういう全国にいくような学校より、地道に健気にがんばっている学校の方が、私としてはとっても良い演奏だったなぁと思います。
ある学校などは、一人一人の音色は未熟で、トランペットなんて本当にどうしようもない音色だったのですが、生徒指揮者でよくぞここまでまとめた!と賞賛したくなる学校もありました。

さて、その後、いろんな先生方とお話しして、うちの演奏の評価をお聞きしました。

総じて「音色が明るいのがよい」という事でした。欠点は、生徒の表情が硬すぎるということだそうで……。

で、いちばん酷評されていたのは、某全国区の学校でした。
「暗い音色」なんだそうです。
軍隊風で、体の揺らし方が統一され、それがまた音楽に合っていない、と。
あちらこちらから金かけて、プロのトレーナー呼べばどこでもあれぐらいになる、と。こんなことでは、コンクールの存在意義がない、とまで断言していました。

某全国区の演奏が、自分好みだったかと言われれば、「好みじゃない」ぐらいまでは私は答えられたし、また「軍隊のようだ」というのもわかるのですが、「暗い音色」というのが私的には今ひとつわからず……(汗)
うちの「明るい音色」というのもイメージがつかめなくて。
まぁうちなんかは一人一人の力量の方を重視するので、一つ一つの音がのびのびしていたという事なのかなぁ、とかってに解釈していたりしますが、じっさいのところどうなんでしょうね?
〈本当は周りに合わせるというところまでやりたいのだけれど、そこまでは手が回っていないというのが実態……)

まぁ、一方で全国区の演奏を評価している人も当然いまして。

でこの評価の分かれ目はどこなのだろうか、と素人の私はふと疑問に思ったのです。

ヴィオラ、声楽、トロンボーン(オケ)、トランペット(ブラスバンド)、不明(でもオケ指導中心の人)……ようは純粋な吹奏楽出身というのは私だけでして……。
ヴィオラ、トロンボーン、専攻不明一人の専攻者は今やオケの指導をメインにやっている方ですし、声楽はミサ曲とか宗教曲までやるし、トランペットもミサ曲を好んで指導している人だし……。
誰一人として、純粋な吹奏楽出身者ではない、というところが、この評価のポイントかと思われます。

正直吹奏楽なんて、軍隊っぽくても良いじゃないか、そもそもそれが発祥なんだし、と私なんかは思ってしまうんですけど、ね。


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