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2004年05月14日(金)     男と女の騙しあい


裕と私は微妙な関係だった。




実際、裕には他にも「付き合っている女」がいた。




ホストの世界では当たり前だけど、






「イロコイ」



「擬似恋愛」





付き合っているという名目の女は沢山いて



それを分けるのは




「イロコイ」







「本命」



か。






裕は私を本命だと言う。



だけど、そんなの全員に言ってるに決まってる。








だけど、そんなのどうでもよかった。




ただ、ホストに呑みに行くのが楽しかった。




みんなでワイワイ遊ぶのが楽しかった。



店での友達も結構できたし




それより何より私の呑み代はほとんど裕のおごりだった。




それがなんとなく「本命」なのかなって。


ちょっと気分がよかった。






ある日、裕の家に誘われた。





店が閉まってから、私の車で彼の家に向う。






私は物凄く憂鬱だった。





家に行くってのは、結局男女の関係を示す。




男性経験はそれなりにあったけど。



好きでもない相手とだけは寝たくなかった。







私は憂鬱だった。





そして憂鬱なまま




抱かれた。






4歳も年下の彼に抱かれた。






後悔ばかりがそこに残った。






「俺、みぃが本当に本命だから」





裕は言ったけど、そんなのはどうでもよかった。








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コメント変わるよ。


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後悔。



するって分かってて




なんでしちゃったんだろう。









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