昨日、名古屋の徳川美術館へ「泪の茶杓」の特別公開が始まったので行った。秀吉に切腹を命じられ利休自ら竹を削って切腹前の最後の茶会で用いられ伝えられたという茶杓だ。茶杓を見ていると死を覚悟して作る利休の“思い”やこの茶杓を受け継いだ弟子の古田織部の“思い”はどうだったかと感慨深い。(その後古田織部はこの茶杓を“位牌”代わりに毎日拝んだらしい。)不幸な話であるが、なんとなく歴史に関するロマンも感じた。 ↑エンピツ投票ボタン My追加