支店長の日記(戯言)
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2004年06月02日(水) カネボウ再建に思う

 カネボウの再建計画が決まった。今日の中日新聞朝刊コラム“中日春秋”にも記載されているが、私もカネボウに関する評論?をしたい。カネボウといえば100年以上の歴史を誇る名門企業だ。そのカネボウも明治時代に経営危機(倒産寸前)に直面している。その時に社長就任されたのは、その後のカネボウ復興の礎を築いた武藤山治さんだ。彼は愛知県弥富町生まれお隣の岐阜県平田町育ちで“温情経営”で特に女子工員の労働環境改善などで功績を残された人だ。その後衆院を三期務められた後、時事通信社相談役をやられ北鎌倉で暴漢に襲われ最期を遂げた波乱万丈の人生を送られた偉人だ。そんな彼の出身地にほど近い岐阜工場(大垣市)の閉鎖は大変残念で仕方ない。武藤山治さんは慶應OBで当然彼の師匠は福沢諭吉さんである。彼は生涯師の教えである『独立自尊』を貫いた。今後カネボウ経営陣も『不惜身命』の精神で再建して欲しい。反面、国民負担(産業再生機構の支援)は勘弁して欲しい。


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