野生のライオンを手なずける、ということ - 2005年06月16日(木) ここ数日、改めて「人との距離」の難しさを感じます。 「仲良くなりたい」「近付きたい」と思っても、こちらから近寄れるのは、ある程度まで。ある一定ラインになると、向こうからの許可がないと、無理です。 もちろん、その距離は人によって違います。 本当に近いところまで許してくれる人もいれば、その人が「いる」というのが分かる程度くらいにしか、認めてくれない人もいます。たいていの人は、それほど近くなくても「こういう人なんだな」というのが分かる程度の距離まで許してくれるものですが。 が、本当に、ぼんやりとその人が「見える」距離までしか、近寄ることを許してくれない人。こういう人と距離を縮めようとするのが、本当に難しい。 もっと分かりやすく例えるなら 通常はインターホンを押せば、一度で反応してくれ、なおかつ玄関に入らせてはもらえないまでにしても、玄関から顔を出すくらいはしてくれます。 が、上記の人は、インターホンを押しても反応せず、押し続けたらようやく声だけ聞かせてくれた、という感じです。 「そういう人だから」 とすれ違うこともできるでしょう。 でも、私はその人に近付きたいんです。「私」を認識して欲しい。 「私」を知った上で、拒否されるなら、それは仕方がない。 でも、知らないまま、終わらせたくないんです。 どうしてそこまで、人に警戒心を抱くのか、何を怖がっているのか、何を嫌っているのか、今の私には分かりません。 でも、そういう相手に許してもらえる距離を縮めるためには、相手から信頼してもらうしかありません。 少しずつ、少しずつ、警戒心を解くしかないでしょう。それはまるで、野生のライオンを手なずけるようなものかもしれません。 じっくり、焦らず それは、私の苦手な分野です。多分、最大に。笑 でも、私、を認識してもらうには、それしかないような気がします。 -
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