宇佐美彰朗の雑記帳

2004年11月30日(火) 江戸川区立中学訪問の記

 去る11月6日、私は江戸川区立松江第四中学校を訪問しました。ここの加藤良則
校長先生のお招きだったのです。以前、加藤校長の前任時代に松江中学に伺ったことがあって、そのとき私が書いて贈った「色紙」がいまも残っていて、校内に飾られていること、そんな縁もあって、中学を再訪し、生徒や教員、保護者などにその後の話をしてもらえないか、ということだったのです。

 その日、私は全校生徒、その保護者、地域住民のみなさんを前にして、「それほど才能豊ではなかった自分が、どうやってオリンピック出場を果たしたか」など、思いつくままに話をさせてもらいました。

 講演が終わって何日かして、加藤校長から分厚いプリントが届きました。それは講演の前後、私が廊下での立ち話で語った言葉などをまとめたものと、私の話を聞いた全校生徒たちの感想だったのです。「立ち話」の方は、「宇佐美彰朗先生<語録>」と題され、教職員、PTA役員、保護者などに配られたらしいのです。

 講演というものは「話しっぱなし」になることが多いなか、生徒たちの感想を送っていただくことはとてもありがたいことです。今後の参考になることも多く、1年生から2年、3年へと学年があがっていくにつれて理解が深まっていくこと、自分が若いときに流した汗や努力のあとが、中学生たちに素直に伝わっていることに、正直感動してしまいました。

 私のつたない話が、若い世代の記憶に残るだけの感動を呼ぶことができたとしたら、これにまさる喜びはありません。今後も若い世代との交流を続けていこうと考えています。


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usami