宇佐美彰朗の雑記帳

2003年10月28日(火) 過去へタイム・トリップして思うこと。

10月のある日のことでした。新潟県内での集まりに参加して、懐かしい
方にお会いしたのです。その方は滝沢さんとおっしゃいます。それは私が
現役只中にあって、2回目の五輪ミュンヘン大会を目指している頃のこと
(正確にその時期を確かめられないのが残念です)。新潟県新発田市で開
催された、高校駅伝新潟県予選会にお手伝いに行ったのです。

 その時は県内後輩の高校生にハッパ(?)をかけるためだけに出向いた
つもりでしたが、結果は役員の方々と話し合っているうちに、なんと(!)
宇佐美が一人で走ることになり、確か(これだけは確かなことです)食パ
ンを1〜2枚とっただけで、スタートしたのでした。

 高校生と走るのですから、トップグループの後ろについて、様子を見な
がら走ることを心がけ、決して選手を引っぱることはないようにしていま
した。そのようにしてゴールしたのです。

 滝沢さんはこの出来事のあった時、あるチームの1選手として参加してい
たのだそうです。滝沢さんははっきりとこの時のことを記憶しておられまし
た。その話を聞いた時、私は瞬間的に当時にタイム・トリップしたような懐
かしい思いにとらわれたのです。

 遠い昔の出来事ではありますが、滝沢さんに強い記憶となって残ったの
も、一生懸命に「走ること」に取り組んでいたからなのかも知れません。
そんな機会を与えてくださった新潟県高体連の皆々様、陸協の皆様、ここ
にあらためて、感謝を申し述べさせていただきます。ありがとうございま
した。


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