冬幻社の『いち*ラキ』という雑誌に連載されているらしい(だってどの書店でも見た事ないんだもん)作品です。『ぱふ』の人気投票で上位に入ってて、ずっと気になっていたのですが先日妹が読んでいたことが判明。あらすじを説明してもらいました。
『氷の魔物の物語』はぶっちゃけた話ボーイズラブらしく、私自身も同人は好きですがBLは一切読みません。て言うか嫌い。妹は同人女ですがあくまで男女カップリングしか受け付けない人で、普段私のサイトを生暖かい目で見守ってくれています。その彼女が読めるBL、『それは果たしてBLと言えるのかとかなり真剣にその時は思いましたが興味を惹かれたのも事実です(彼女曰く「ブラッドのイシュカへの愛は恋愛感情じゃないと思ってるから」だそうですが)。 で、近所の立ち読みオッケーな古本屋さんで偶然一巻が出てたので読んでみたんです。正直感想は「…?」でした。あの方のコマ割りの問題なのか、どうも話が紙面で滑ってる感じがするんです。でもネットでちょっと見てみたら「ヴィルト」と「ラプンツェル」の話が好みっぽかったんですね。だから今度は大学の近くの古本屋であった分だけ読んで見たんです。
そしたらやっぱりヴィルトとラプンツェルの話はとても好きでした。と言っても相当穴抜けで読んでいるので、まだクライマックスの巻は読めていないのですが。ヴィルトとラプンツェルの話メインの巻だけ買おうかなあなんて。その内「OTHERS」に登場するかもしれません。
話の方は、私には完璧に近い形で無視されてますが主人公はブラッドとイシュカという男です。で、それはどうでもよくて(本音)最重要サブキャラクターとして出てくるのがヴィルトとラプンツェルです。 はっきり言ってイシュカとラプンツェルは話の展開上女性でもなんの問題もなく、男性と言う事で辛うじてBLの枠内に納まっている感じです。女性と思い込んでも平気なくらい。でもブラッドとイシュカ、ヴィルトとラプンツェルのどちらのカップルも(前者は括りにくいものがありますが)相手を本当に愛していて、大事で大事でどうしようもなくて、でもそれゆえに傷つくこともあって、状況ゆえに壁が多く苦しみながらも手を離すまいともがいている感じで、とても愛しい。 是非とも全部読みたいと思います。
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