2005年01月20日(木) |
K:西スポ【山形恭平「10」背負う!!東福岡高の先輩宮原の後継ぎ…】 |
【山形恭平「10」背負う!!東福岡高の先輩宮原の後継ぎ…】
今季から背番号「10」に“昇格”したアビスパ福岡のMF山形恭平(23)が19日、エースナンバーのユニホームに袖を通す意気込みと決意を語った。
「10」はサガン鳥栖に移籍したMF宮原裕司(24)から引き継ぎ、2代続けて東福岡高出身者が背負うことになる。昨年末にクラブから背番号10を打診された山形恭だったが、数日間悩んだ末に決断した。 「背番号にこだわりがある方じゃないけど、サッカーをやっている以上、10は特別な番号。僕が良くても周りの人が認めてくれるのか。いろんな人に相談もした。最後は『アビスパが僕に与えてくれたいいプレッシャー』という思いで答えを出しました」
宮原は東福岡高の1学年先輩に当たる。東福岡時代も宮原の「10」を引き継いだ。 「僕の中では10番のイメージは昔からずっとユウジ君(宮原)。目標であり追っかけ続けてきた人。ユウジ君のように自分でもいけて、人も使えるのが10番の理想形。僕のスタイルとはちょっと違いますけど、ユウジ君の後に(自分ではなく)ほかの人が背負うのは寂しいという気持ちもあった」
昨年の入れ替え戦で判断や攻守の切り替えなどスピードの向上の必要性を痛感したという。 「自分もチームも、何かが足りなかった。その何かを1年かけて補って(来季)J1に臨みたいし、今季のリーグ戦では1試合も落としたくない。昨年の川崎以上の圧倒的な力で勝てればベスト。僕は『ベンチ入りや出場すればOKという番号じゃない』と肝に銘じています。結果がすべてです」 一昨年にJ1広島を解雇され、昨年の今ごろは背番号なしのアビスパ練習生だった。真の10番に成長するために、そしてチームがJ1復帰を果たすために、山形恭の「自覚」が試される1年になる。
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