2001年09月23日(日) |
H:選手権一次予選 東福岡 7−3 豊津 |
2001年9月23日付日刊九州紙面
東福岡爆発!7点快勝! 高校サッカー選手権福岡県予選開幕
東福岡 7(4-1、3-2)3 豊 津
全国高校サッカー〈福岡県予選〉◇22日◇福岡市・博多の森陸上競技場◇予選1回戦2試合◇40分ハーフ
2年ぶりの全国を狙う東福岡が、勝って兜(かぶと)を緒を締めた。豊富なタレントを駆使し、自慢のワイド攻撃7得点で好スタート。今季2大会連続で県優勝を果たしたが、志波芳則監督(51)は、3失点した守備の修正を口にした。
両軍合わせ10得点。ゴールショーの主役は東福岡だった。だが、ハットトリックのMF衛藤裕(3年)を始め、イレブンは苦笑いでベンチに戻ってきた。主将のDF山形辰徳(3年)が暗い表情で反省した。「マークがずれ、簡単にシュートを打たせていた。気の緩みがあった。全国で勝てるチームを目指さないといけないのに…」。
夏休みは遠征の連続でチーム力の底上げをした。志波監督も上昇の手ごたえを感じ始めていた。それだけに「3失点はいただけない。1カ月後の2回戦まで修正点が見つかりましたよ。攻撃の精度も上げたい」。優勝へ、東福岡の求めるレベルは限りなく高い。【押谷謙爾】
豊津 全国大会常連校に“三矢”を報いた。FW中山賢二(3年)がワンツーから、FW三好一将(3年)は相手GKからボールを奪い取ってゴールを決めるなど、2トップを中心に最後まで攻撃をあきらず3得点。司令塔で主将のMF末松研二(3年)は「1人1人の力の差はなかったし、互角だったと思う。後輩たちにも続いてもらいたい」と、高校最後の試合に満足感いっぱいだった。
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