父の3回忌である。 思い起こせば3年前突然父がなくなった。 一人暮しをしていた私はすぐ近くに住んでいたにもかかわらず (近くに住んでいたから…とも言えるが) しばらく父に会ってなかった。 朝、母から「お父さん、死んじゃったよ。」となんとも言えない声で 悲報を聞いた。 朝、妹が目が覚めたら父はもう亡くなっていたそうだ。 あの時私は激しく後悔した。 もっと父と話しをしていたら。もっと父と笑いあえたら。 もっと父と仲良くできたら。もっと父の、父のことを理解できたら…。 父はたぶん病気だったのだろう。病院嫌いの父だった。 だからいくら体具合が悪くても医者に行かなかった。 酒のみで働かないどうしようもない父だった。 そのことで私といつも喧嘩になってた。 しかし、死んでしまうと父との良い想い出しか浮かばなかった。 結局私はあれだけ嫌っていた父を好きだったのだ。 もっと早く気がつくべきだった。 後悔しても始まらない。 だから私は「父のことはだらしのない人でしたが好きでした」と 見とめることにした。 どうしようもなく子供みたいにわがままで仕事嫌いなお父さん。 でも、大好きなお父さん。 ありがとう。そして、これからもよろしく。
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